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リュウノヒゲは、庭や街中でよく見る、まさに龍のひげに似た植物です。雑草と思われがちですが、むしろ雑草防止に植える植物として重宝されています。育てやすいことから、花壇やグランドカバー、駐車場の目地にも使われることもしばしばです。
今回は、庭をおしゃれにしてくれる、リュウノヒゲの花や実の特徴、庭への植え方などをご紹介します。
リュウノヒゲは別名「ジャノヒゲ」とも呼ばれる、暑さ・寒さ・乾燥にも耐えうる強靭な、常緑性の多年草です。剣状の葉がこんもり茂りますが、草丈はおよそ10〜15cmほどと低いので、古くから庭のグランドカバーや、花壇の縁取りとして広く使われていました。
地植えにすれば日照りが続かない限り、水やりもほぼ必要なく、さらには雑草の防止にもつながる、魅力満載の植物です。
リュウノヒゲは青々とした葉を楽しむ植物ですが、7〜8月ごろには葉の間から花茎を伸ばして、白や紫の花を咲かせます。
また、花のあとにつける真っ青な実も美しく、10月ごろから翌春まで楽しませてくれます。
リュウノヒゲはこんもりと地面を隠すように伸びていくので、庭のグランドカバーにおすすめです。敷き詰めずとも、網目状に植えたり、整列させて植えるのもいいでしょう。一気に庭をおしゃれに演出してくれます。
リュウノヒゲは雑草並の強健さが魅力です。踏みつけにも強いので、グランカバーにはもちろん、車が行き来する駐車場の目地を埋めるのにもぴったりです。
庭先などにレンガを敷き詰めようとお考えの方は、ぜひともリュウノヒゲを活用してみてましょう。どうしても生まれてしまう隙間はみっともないように見えますが、リュウノヒゲを植えてしまえば、ナチュラルな仕上がりに。
雑草を生やすよりも、よっぽど青々しく美しい庭に仕上げられます。
リュウノヒゲは陸で育つ植物です。水中では枯れてしまいますが、アクアリウムの水に使っていない部分に植えれば、強靭なので生き続けることができます。
もしくは本格的なものではなくてもいいので、金魚鉢に水を浅く張り、小石と土を水より上の高さに敷き詰め、チョコンと飾って上げればセンスの良いインテリアになるかもしれません。
リュウノヒゲはいろいろな植え方で、庭をおしゃれに見せてくれる、使い勝手のいい植物です。たくましい性質だからこそ、シンプルな見た目を逆手にとってオシャレに見せることも可能なので、ぜひ自分なりにセンスよく庭を飾ってみてくださいね。
遠藤美香