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甘くて濃厚な果実を実らせるポポーは、他国でカスタード・アップルと呼ばれ古くから親しまれてきた植物です。
日本では主に庭木として栽培されるので苗木はお店で簡単に手に入れることができますよ。
今回はポポーの栽培に関するお役立ち情報をご紹介します。
ポポーはカナダの温帯が原産の甘くて香りの強い果実を実らせる植物です。
バンレイシ科ポポー属なので一般的にポポーと呼ばれますが、和名はポーポーとなっています。
その実は一見アケビ思わせるような長楕円形で大きさは不揃いの形をしています。
薄いグリーン色の果皮は艶がなく、熟してくると黒くシミのような部分が出てきて病気じゃないかと不安に思う方もいますが果肉に問題はありません。
むしろポポーの樹皮や種子、新葉には、アセトゲニンと呼ばれる強い殺菌成分が大量に含まれているため害虫に強く無農薬で育てることができるため、病気にかかることが少なく、寒さに強い、好みの方は、育てた実を食べられるといったメリットがあるのですよ。
ポポーを調べてみると気になるのが、やはりその美味しそうな果実!
とても濃厚で香りと味が非常に甘く、ねっとりとした食感のポポーは、意見が分かれますが好みな方も多いとか。
アメリカでは「カスタード・アップル」「貧乏人のバナナ」と古くから呼ばれていたようです。
果肉はバターのようにトロッとしていて酸味は少なく、痛むのが早く市場では流通していないため幻のフルーツとも言われているのです。
日本では愛媛県や茨城県でさかんに栽培されており、ポポーのワインやソフトクリームを販売している店もあるようです。
実を食べてみたい!という方は育ててみてはいかがでしょうか。
ポポーが収穫できるのは9〜10月。
11月〜1月にかけて苗を植えていきます。
場所は外の半日陰が好ましく、水やりは控えめにしましょう。
全長は約10mほどで、寒さや病気には強いですが、枝が弱く、熟せばすぐに落下してしまうのでそのような面を補える工夫をして栽培するのが良いでしょう。
棚を使った栽培方法には、鉢植えにしたポポーを棚の上に置き、一つ下の段をグランドカバーに使える植物で覆うことで実が落下しても痛みにくいといったインテリアにも実用的にも優れたアレンジ方法があります。
また、最近では見た目はオシャレですが、枝を支える役割をもつ棚もあるので活用してみてくださいね。
ポポーの基本情報と使える棚の活用アイデアについてご紹介しました。
植物を育てる際は植物の弱さを補ってあげる工夫をすることが大切です。
愛情をたっぷり注ぎ、元気で甘い実を実らせるポポーを栽培してあげてくださいね。
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