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まるでぬいぐるみの熊の手のような形をしている熊童子。その愛らしい葉はとてもキュートで、育ててみたい多肉植物の1つですよね。今回はかわいらしい多肉植物「熊童子」について、育てるコツや株の増やし方などをわかりやすく説明します。
熊童子はその名の通り、コグマの手足のような形をした多肉植物です。南アフリカが原産でベンケイソウ科コチドレン属に属しています。
熊の手のようなぷっくりとした肉厚の葉が愛らしく、先端部分は爪のようにギザギザになっていて、淡い緑色をしていますが秋になると爪の部分が紅葉して紅く染まるので、まるでマニキュアをしているかのような見た目をしています。
全体は細かい産毛で覆われ、フェルトのような質感が面白いですね。
とても個性的で可愛らしい姿の熊童子は、寒さや暑さにはやや弱いですが、育てる難易度は高くなく、ポイントをおさえれば誰でも育てることができますよ。
熊童子は、気候の良い春と秋が生育期、高温多湿な夏と冬は休眠期になる多肉植物であることを理解し、その都度水やりや置き場所を考えることがポイントです。
生育期は日当たりの良い場所で育て、土が乾いたら水を与えるようにしましょう。
夏は暑さと蒸れを避け風通しの良い明るい日陰に置き、冬場は0〜5℃の気温が保てる場所で室内の日の当たる場所に置きます。寒風や霜は厳禁です。
休眠期の水やりは回数を減らし、基本は乾かし気味で育てます。
肥料はごく少量で十分で、成育期にときどき薄めの液体肥料を与えるとよいでしょう。
「高温多湿に弱い」「水やりや肥料は控えめ」「夏冬は休眠期で春秋は成長期」この3つのポイントをおくと安心です。
自分で増やすことができるのが多肉植物の大きな魅力の一つ。熊童子の増やし方もご紹介していきます。
熊童子は、挿し芽、葉挿しで増やすことができます。
挿し芽は葉を数枚つけた状態で茎を切り取って、切り口をよく乾かしてから土に挿します。
葉挿しは茎から切り取った葉を土の上に寝かせ、根が出て小さな芽が吹くのを待ちます。
いづれの方法も芽を出す必要はなく、直射日光は避け、明るい日陰に置くようにしましょう。
多肉植物、熊童子の育て方・増やし方をご紹介しました。
みなさんもポイントを押さえて、楽しく元気な多肉植物を育ててくださいね。
ELLY