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筆者が多肉植物をはじめたころ、はじめて「ハオルチア・オブツーサ」をみたとき、こんな植物がこの世に存在しても良いのだろうか!?と驚いたものです。
まるでプラスチックでつくられたかのような姿に、魅了される人は少なくないのでは?
今回は、そんな美しく、不思議な透明な窓を持つ植物を集めてみました。
南アフリカに自生する多肉植物で、地中に少し埋まっても、透明な頂部から光合成ができます。
そんな奇妙で、美しい姿から、世界中で人気沸騰。ただいま、価格も沸騰していると言われています…。
ハオルチアは他にも美しい窓を持つ種類が多くありますよ!
コノフィツム属の多肉植物で、その姿はまるでイクラ。
土の上にそのまま、球体の植物がぽつんと置かれているみたい…。休眠前には赤くなります。
生長すれば、花を咲かせることもありますが、栽培はやや難しいとされます。
球状の葉っぱを、真ん中あたりからスパッと切ったような形をしています。
その断面が透明になり、ぷっくりと膨らむ姿は、なかなかキュート。
ペペロミアは主に観葉植物として知られますが、こちらは小型の多肉植物として有名です。
メセン系の植物で原産地は南アフリカ。もとは土の中に埋まって露出した頂部から光合成をおこないます。
ただ、日本で同じように育てると、過失で腐るのでNG。
フェネストラリアのなかでも五十鈴玉(いすずだま)と呼ばれる植物が知られています。
まるで氷砂糖のように透き通った葉を持つのは「ブルビネ」と呼ばれるツルボラン(ユリ)科の植物。
正式名称は「メセンブリアントイデス」。名前がちょっと長く、多肉植物ではこの種類ぐらいしか出回らないので「ブルビネ」、または「しづく玉」と呼ばれます。
メセンとありますが、どちらかといえばアロエに近い植物です。
ここで紹介した多くの植物は地中に埋まり、頂部の透き通った窓から光合成をおこなうというもの。
建築でいえば「天窓」を備えた半地下住宅…。熱に晒されても耐えられるし、外敵からも身を守れる。良くできています。
また、紹介した植物以外にも、まるで宝石のような透明窓を備えた植物はいくつかあります。
それらを眺めて悦に浸るのは、なんとも幸福な時間…。光にかざして高貴な気分を味わうのも、コレクターだからこその特権ですよね。
mokutaro(杢太郎)