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つる性でフェンスや支柱、柵など辺りのものに巻き付くモッコウバラ。
病気や害虫に強くそれでいて棘がない。初心者にとっておすすめのバラです。
今回はそんなモッコウバラについて見ていきましょう。
モッコウバラは中国原産のものです。
四季咲き(季節を問わず幾度も咲くこと)のバラと比べて棘がなく丈夫。
しかもたくさんの花を咲かせます。花の色はシンプルに2種類。白か黄色です。
香りが弱く、初夏の一回しか花開きません。
しかも生育が早く、目を離すと枝がすぐに伸びてきます。
花が咲かなかったり、花つきが悪くなるのでこまめな剪定が求められます。
それではいつ、どのように剪定すれば良いのでしょうか?
まずは花が咲き終わった5月下旬〜6月に枝を切り落としてください。
8月以降に花の元となる新芽をつけるのでそこまでに完了しておいてください。
花が咲き終わった枝を半分くらいの長さになるよう切ってください。
咲き終わってからは基本的に剪定の必要がありません。
しかし「樹形を整えたい」、「全体的な枝の若返りをしたい」という人は剪定します。
その際は古い枝や花が咲かなくなった枝、あるいは枯れたり混み合ったりしている枝を付け根から切り取りましょう。
その後人差し指くらいの割と太めの枝ができたら、そこを残して周りの細い枝を切り取ってください。
モッコウバラは普通の柵や柱でも十分綺麗なのですが、なによりアーチに仕立てるのが綺麗です。
その際アーチに巻きつけるのですが、つるを絡ませることを誘引と言います。
上手く誘引できれば、無機質な鉄の骨組みが一気に躍動感溢れる華やかのアーチに変貌します。とても綺麗です。
以上のようにモッコウバラは普通のバラと生態がまるっきり違います。
バラは育てにくいものが多々ありますがこちらは全然難しくありません。
棘もないので怪我の恐れもないです。「バラを育てたいけど難しいのはちょっと…」という人におすすめします。
※トップ画像はPhoto by setstkoさん@GreenSnap
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