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こんにちは。ライターのariです。
少し外にいるだけで、体の芯から冷えてしまうほど寒くなってきましたね。そんなさむ〜い屋外でも、元気に咲いている花がたくさんあります。
スイセンの花もそのひとつ。真っ白なスイセンは、冬景色にぴったりの花です。
そこで今回は、スイセンについてご紹介します。
スイセンは、冬から春にかけて咲く球根植物で、原産地はスペインやポルトガルなどの地中海沿岸部や北アフリカ。
スイセンの名前はギリシャ神話が由来とされています。その昔、若くて美しい少年「ナルキッソス」が、泉に映った自分の姿に見とれて口づけしようとすると、泉に落ちてしまったとか。
その水辺にスイセンが咲いたことから、スイセンは英語で「ナルシサス」と呼ばれ、ここから「ナルシスト」という言葉が生まれました。
スイセンには、「うぬぼれ」や「自己愛」などの花言葉が付いているのも、これが由来のようです。
また、和名の「水仙」は、水の中にある仙人からついた、中国名「水仙」が和名になっています。
スイセンの花色は白と黄色。品種改良が盛んに行われ、ニホンズイセンやラッパズイセンなど、1000を超える品種が存在すると言われています。
切り花として出回っているのは、1本の茎に1つの花が付いた「ラッパズイセン」や、1本の茎に複数の花が付いた「房付きスイセン」などです。
和の雰囲気が楽しめるので、生け花にもよく使われていますね。そして、甘くて清々しい香りも特徴のひとつです。
また、球根植物なので、地植えや鉢植えで育てれば、毎年キレイな花を咲かせてくれます。
こちらはラッパズイセン。副花冠が大きく、まるでラッパのようです。存在感があって素敵です!
中央の副花冠がオレンジ色っぽいものも。
バルボコディウムは、メガホンのような形が特徴。一見、スイセンには見えませんよね。
こちらも少し変わった形のスイセン。とっても気品がありますね。
実は、スイセンの葉や球根には毒性があり、嘔吐や皮膚炎などの症状が出てしまいます。葉っぱがニラに、球根がタマネギと似ているので、
誤って口にしてしまうと、食中毒を起こしてしまいます。畑など、間違えてしまいそうな場所には植えないようにしましょう。
やっぱり、一輪挿しは素敵!スッとのびる、茎と葉っぱが絵になります。
洋風のお花とのアレンジも意外とお似合い。もちろん、和の花材とも相性抜群です。
こんな風に、スイセンだけをざっくり飾るのもいいですね。
こんなアレンジの仕方も面白いかも!
冬から春にかけて楽しめるスイセンは、切り花でも楽しめるし、今年は球根で育ててみてもおすすめです。また、今が見頃のスイセン畑へ足を運んでみるのもいいですね。
内田アリ