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朝顔は、小学生の観察に用いられたり、家での栽培で親しまれるなど、幅広い人に関わる植物です。しかし、栄養が足りず枯れてしまうことも多々あります。
今回は、肥料や水を与えるタイミングや、朝顔に対するケアなどを細かく紹介していきます。
朝顔は、ヒルガオ科サツマイモ属に属する園芸植物で、肥料や水のやり方などの育て方が簡単なので園芸初心者にも適した植物です。
元々は東南アジアで作られ、奈良時代に来日しました。元々は薬の元となる材料として使われ、園芸目的で育成されるようになったのは江戸時代からです。
つるが巻き付くのが特徴で、花を咲かせて枯れる頃には種を作ります。その種を乾燥させ保存しておけば、来年の春に新しい花を咲かせてくれます。
朝顔に使われる肥料には、固定肥料と液体肥料の2種類があり、朝顔に適しているのはリン酸と呼ばれる成分が多く含まれているものになります。基本的にはどちらも併用するのが一般的です。
液体のみでは、定期的に与える事が出来ない状況になった場合に肥料切れになり、枯れてしまいます。
水のやり方も細かく、土の乾き具合によって変えるのがベストです。基本的には、毎朝1度程度と考えていいですが、雨の日や湿り具合を気にせずにやり過ぎる事は控えるべきです。
朝顔が枯れる原因として、まず日光の問題が挙げられます。基本的に日を好む植物ではありますが、夏場の直射日光でダメージを受けることもあり、状況に応じて、軽い日陰に移動するのがいいでしょう。
他にも、肥料や水の過剰摂取もありますが、割と軽視されがちなのが、虫による攻撃です。中でも、アブラムシによる大群での汁液の摂取、ハダニによる葉の裏への攻撃が園芸家を悩ませる大きな原因です。
どちらも駆除は簡単にできる為、確認を怠らずに駆除すれば枯れさせる心配はありません。
朝顔は他の植物と比べても、丈夫で害を受けにくく、初心者でも簡単に育てる事が出来ます。ですが、毎日の水やり、肥料の継ぎ足しなどを忘れず継続することが大事です。
近年、害虫の種類も増え、園芸用品にも対策としての駆除を補助するものが多数登場しています。
毎年、朝顔にたくさんの花を咲かせてもらうためにも、細かいケアが必要となります。
徳原鉄二