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こんにちは。モルモリカです。
春にきれいな花を楽しませてくれたヒヤシンスやチューリップ、
葉が枯れたので掘り上げたけど、庭の片隅に置いたまま……なんて人はいませんよね?
せっかく掘り上げた球根が、そのままになっている人、作業を急げ~!
<初夏の作業>
球根植物は、数年は植えっぱなしでよいものと、毎年掘り上げた方がよいものがあります。
毎年掘り上げた方がよいのは、大きめの球根。
たとえば、
ヒヤシンスや……
チューリップなど。
毎年掘り上げる必要がなく、数年は植えっぱなしでよいのは、
小さめの球根など。
たとえば、
ムスカリ……
スイセン……
原種のチューリップ……
シラー など。
小さな球根でも、何年も植えっぱなしにすると、株と株のすき間がなくなって、ぎゅうぎゅうに詰まってきます。
いっぱいに咲くと見事ですが、だんだん球根が太れなくなって、花が小さくなってくることも。
そんな場合は、掘り上げて保存し、秋になったら間隔をあけて植え付けます。
掘り上げのタイミングは、葉の半分くらいが枯れたころ。長雨が当ると腐ることがあるので、早めに掘り上げましょう。
掘り上げた球根をそのままにしておくと、カビが生えたり病気や害虫が発生したりする心配も。
来年の花のために、3つのポイントに注意して、上手に保存しましょう。
ポイント1
枯れた葉は地ぎわで切り、水洗いする。古い皮や根を取り、分球しているものは1球ずつ分ける。
ポイント2
病気予防のため、消毒液(ベンレート1000倍液など)に30分くらい浸す。
ポイント3
ネットに入れ、風通しがよく直射日光のあたらない場所で、秋まで保存する。
ちなみに。
市販のチューリップやヒヤシンスなどの球根は、生産者さんたちが丹精込めて育てたもの。よい球根を出荷するために、花を咲かせず、十分な太陽の光と水、肥料を与えて球根を太らせるのです。
家庭で花を楽しんだあとの球根たちは、かなり体力を消耗しています。翌年には同じような花が咲かないかもしれません。メインの場所は、毎年新しい球根を購入したほうが、無難です。
フローリスト編集部