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熱帯地域に生息するドラセナは、日本でも人気の高い観葉植物の一つです。別名「幸福の木」とも呼ばれ、室内に飾ると金運や幸運などの風水効果があるとも言われています。ドラセナは丈夫な植物なので初心者でも育てやすいですが、ある程度生長したらご自分で増やすこともできます。
ここでは、ドラセナは挿し木について詳しく解説していきます!ドラセナの挿し木に必要な物や挿し木の時期、挿し木の方法などについて紹介しますので、ぜひ参考にしてみくださいね。
ドラセナは主に「挿し木」で増やすことが一般的です。ドラセナは丈夫な植物なので、幹などを傷めてしまった場合でもそこからわき芽が生えて生長します。挿し木には水挿しや茎伏せ、そして管挿しなどの種類があり、ドラセナはこれらの方法で増やすことが可能です。
挿し木はよく知られている増やし方なので、手順通りに行えば失敗することもほとんどありません。初心者の方であれば、まずは挿し木でドラセナを増やしてみましょう!
ドラセナの挿し木は、生長期である5月下旬~9月頃が最適な時期と言えます。ただし、7~8月頃は病気などにかかりやすいため、5~6月にかけて挿し木するとよいです。
挿し木に適した気温は20℃前後で、この時期に挿し木すると発芽率が上がって成功しやすいです。ドラセナを水挿しや茎伏せなどで増やす場合も、この時期がおすすめです。逆に、寒い時期に挿し木すると、切り口の部分から病気や害虫にかかりやすくなるで気を付ける必要があります。
それでは、ドラセナの挿し木の方法について詳しく見ていきましょう!
ドラセナが大きく生長してきたら、挿し木で増やしてみましょう。ドラセナを挿し木する際は、以下のものを準備して作業します。
剪定ばさみはドラセナの茎や枝、園芸ばさみは葉をカットする際に使用します。また、作業すると地面が汚れやすいので、予め新聞紙を敷いて作業すると掃除が楽です。
ドラセナを挿し木する際は、市販の観葉植物に挿し木用の土を使用するとよいです。元気のよい茎を使用する場合は、発根剤は使用しなくてよいです。ご自身で土をミックスされる際は、赤玉土1:日向土1の割合で配合しましょう。
また、挿し木では必ず新しい土を使用することで茎に十分な栄養が行き渡ります。
なお、このドラセナの挿し穂については、剪定で切り取った枝を使ってもよいです。
ドラセナを挿し木する際は、最適な時期に作業することが大切です。挿し木に適した環境で管理しないと発根する確率が下がってしまいます。
ドラセナを挿し木したあとは、なるばく明るい日陰で風通しのよい場所で管理しましょう。室内であれば、レースカーテン越しの窓辺がおすすめです。湿度は高く、気温は約25~30℃の環境であれば発根しやすいです。また、発根するまでの間は、土が乾燥しないようにたっぷり水やりします。
ドラセナは生育期に肥料を施しますが、発根してから鉢上げするまでの間は肥料を与える必要はありません。
ドラセナは挿し木に最適な環境で育てると2週間ほどで発根しますが、元気がない株を挿し木したりすると発根するまでに約1か月かかる場合があります。ドラセナを挿し木した後は、適した環境で育てるようにしましょう。
ドラセナが発根したら、植え替えと同じ方法で一回りほど大きな鉢に植え替えてください。
ドラセナの挿し木は、土だけでなく水に直接挿す「水挿し」でも管理することができます。ただし、長い間水に浸していることで、土に挿すよりも根が腐る確率は高くなります。
ドラセナを水挿しにする場合は、根腐れを防ぐためにも、水に根腐れ防止剤を少量混ぜたり、水をこまめに変えるなどの対策を試みましょう。
主な手順は土と同じで、まずは挿し穂の時と同様に葉を半分のサイズに切ります。枝の切り口を斜めに切り、花瓶など水が入った容器に挿します。花瓶に挿しておけば、室内のインテリアとしても活躍しそうですね。
室内で育てる場合は、大きく生長しないドラセナ・サンデリアーナがおすすめです!
ドラセナは茎伏せという増やし方もあり、茎を横にして並べて増やします。挿し穂や水挿しでは切り口を斜めに切りますが、茎伏せの場合は真っすぐに切り落としましょう。水揚げした後は茎を横向きに並べ、半分ほど土に埋めます。お水はたっぷりあげますが、水を与えると茎が土から浮きやすくなるため、霧吹きが最適と言えます。
管挿しは観葉植物に多い増やし方の一つで、全ての葉を取り除いて茎を棒状の状態にしてから挿し木する方法です。通常の挿し木のように切り口の部分を斜めにカットして、水に漬けておきます。水揚げしたら土に穴を空けて、ドラセナの茎を半分ほど埋めます。土に茎を指したら回りを埋めて、水をたっぷりあたえてください。
今回は、ドラセナの挿し木について詳しく紹介しました。観葉植物にはいくつもの増やし方がありますが、その中でも挿し木は挑戦しやすい方法と言えます。
ドラセナには風水効果も期待できるので、インテリアとして重宝されることが多いです。ドラセナが大きく生長してきたら、今回紹介した方法で増やしてみることをおすすめします!
GreenSnap編集部