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観葉植物で人気のあるゴムの木は、インテリアとして室内で育てる方も多いのではないでしょうか。ゴムの木は「フィカス」とも呼ばれ、数多くの種類や品種があり特徴も実にさまざまです。1本のゴムの木を育てるのもよいですが、ゴムの木を増やしていけたら楽しそうですよね。
今回は、ゴムの木の挿し木の準備や挿し木の方法、そして挿し木を成功させるポイントなどを中心に詳しく紹介していきます!ゴムの木をご自分で増やしてみたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
植物を増やす方法は種まきや株分けなどいくつもありますが、ゴムの木の場合は一般的に挿し木で増やせます。
ゴムの木の挿し木は剪定した時の枝を使用することで、挿し木用の枝をわざわざ切り落とさずに済みます。ゴムの木の剪定と挿し木の適期は同じくらいなので、剪定した後すぐに挿し木することができます。
ゴムの木の挿し木は、5~7月頃が最適な時期です。この時期に挿し木することで発根率も上がり、生長も早くなります。逆に、寒い冬の時期に挿し木することは控えるようにしましょう。
ゴムの木を挿し木する前に、必要な準備物を用意します。
挿し木用の土はホームセンターや園芸店などで手に入ります。自分で配合する場合は、赤玉土小粒100%でも代用できます。バーミキュライトを2割混ぜるとより保水性があがります。
なお、ゴムの木は樹液に触れると肌がかぶれてしまうため、作業する際は必ず軍手やゴム手袋を装着して作業してください。汚れてもよい服装で作業するとさらによいです
ゴムの木を挿し木するためには、挿し穂を作る必要があります。挿し木として使用する枝は生命力が強いものを選び、細かったりする枝は避けるようにしてください。選んだ枝の葉は2~3枚ほど残し、10cm程度の位置で斜めにカットしましょう。
枝をカットすると白い樹液が出てくるので、水で洗い流します。切り口の部分に樹液が残ると挿し木の吸水にも影響してくるので、残らないようしっかり洗い流すことが大切です。
水挿しの方法は簡単で、水を入れた容器にゴムの木の挿し穂を入れるだけです。手元にサイズの合う容器がなければ、ペットボトルなどでも代用できるので試してみましょう。植物の水耕栽培では肥料が必要ですが、水挿しの場合は特に必要ありません。発根する根は長い必要はなく、少しの長さでも発根すればOKです!
挿し穂が発根したら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
水挿しでは2週間ほどで発根しますが、なかなか発根しないようであれば枝についている葉の枚数を減らしてみましょう。また、容器の水は取り替えなくてもよいですが、2~3日おきに1度変えた方が見た目も綺麗な状態を維持できます。
挿し木が発根した後も、引き続き明るい場所で管理しましょう。日陰でしか育てられないようであれば、1日のうち2~3時間ほどは明るい場所に置いて育ててください。挿し木を室内で管理する場合は、エアコンの風が当たらない場所が理想です。エアコンの風に当たると、乾燥によってゴムの木の葉が変色したり丸まってしまうことがあります。その場合は葉水することで改善できるので、ぜひ試してみてください。
挿し木を新しい鉢に植え替えた後は、土の表面が乾燥したらたっぷり水やりします。水を与え過ぎることで根腐れの原因にもなるため、水やりの量には注意しましょう。
今回の記事では、ゴムの木の挿し木の時期や方法、挿し木の成功ポイントなどについてよく分かりましたね!ご自宅のお庭や室内で何年もかけて育てたゴムの木があれば、親株として挿し木で十分増やすことができます。ゴムの木の挿し木の方法は難しくないので、ご自分で増やせばお財布にも優しいですよね。
ご自分でゴムの木を増やしてみたい方は、ぜひ挿し木に挑戦してみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部