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パキポディウム・ラメレイはヤシの木のような姿で、南国の雰囲気が漂います。パキポディウムの中でもトゲが多く、生長も早い品種です。乾燥や暑さに強い塊根植物なので、手入れも難しくありません。
ここでは、パキポディウム・ラメレイの特徴や育て方について紹介していきます!
マダガスカルの南部に生息するパキポディウム・ラメレイは、キョウチクトウ科の多肉植物です。パキポディウムの中でも大型の品種で、高さは約6m、直径30cmほどまで生長します。
幹は沢山のトゲで覆われ、春になると花の底は黄色で白色の花が咲きます。
パキポディウム・ラメレイの姿がヤシに似ていることから、英語では「マダガスカル・パーム」と呼ばれています。
パキポディウム・ラメレイは、風通しと日当たりのよい環境でよく育ちます。日光不足になることで徒長や根腐れなどを起こしやすいため、栽培環境には配慮しましょう。パキポディウム・ラメレイは耐寒性に弱いため、冬の間は室内で管理してください。
パキポディウム・ラメレイは春から秋の時期には土が乾燥したらたっぷり水やりし、真夏や乾燥する時期は毎日水やりします。秋以降は少しずつ水やりの回数を減らしていき、冬場は月に1回程度水やりするか断水してください。春になったら、水やりの量と回数を徐々に増やしましょう。
パキポディウム・ラメレイは水はけのよい土を好むため、多肉植物専用土を使用すれば十分育ちます。土をご自分でミックスされる場合は、鹿沼土小粒3:赤玉土小粒3:軽石小粒2:腐葉土2を目安に配合するとよいです。
パキポディウム・ラメレイは、生長期の春から秋にかけて希釈した液体肥料を2週間から1か月に1回のペースで施します。植え替えの際に、元肥として緩効性肥料を与えるとよいです。
パキポディウム・ラメレイは、2~3年に1回の頻度で植え替えします。植え替えは5~7月頃が適期です。
パキポディウム・ラメレイの植え替え後は、直射日光が当たらない場所でしばらく管理します。水やりは、土の表面がきちんと乾いてから与えましょう。パキポディウム・ラメレイをこのように管理すれば、新しい環境に慣れて元気よく育ってくれます。
パキポディウムは、品種によって大きく生長するものもあります。大きく生長しなければ剪定は必要ないですが、枝が伸びすぎたようであれば剪定するようにしましょう。
パキポディウム・ラメレイは、株分けや種まきで増やせます。植え替えする時に一緒に株分けすると作業も楽で、株分けの適期は4~6月頃です。
パキポディウム・ラメレイは、6~7月頃が種まきに最適な時期と言えます。バーミキュライトや赤玉などブレンドした土を容器に入れた後、ピンセットで種をつまんで撒きましょう。種が撒き終わったら、種が隠れるくらいに土を被せていきます。発芽するまでの間、水を切らさずに与え続けてください。
パキポディウム・ラメレイは、すす病やアブラムシなどの病害虫が発生しやすいです。
すす病はカビの胞子が原因で、葉や茎の部分などに黒い粉のようなものが現れる病気です。感染すると徐々に広がっていくため、見つけ次第黒い部分をティッシュペーパーなどで拭き取りましょう。
アブラムシは3~11月頃にかけて多く発生し、対策として薬剤を散布します。アブラムシが発生した場合は、ガムテープを使って取り除いたり木酢液をスプレーしましょう。その他、アブラムシに牛乳をかけると窒息死するので、効果的です。
パキポディウムには沢山の品種がありますが、その中でもパキポディウム・ラメレイは南国の雰囲気が感じられる品種ですね。インテリアとして室内に飾れば、雰囲気もガラリと変わることでしょう。
ご興味があれば、ぜひともパキポディウム・ラメレイを育ててみることをおすすめします!
GreenSnap編集部