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紫色や白色など色とりどりのアジサイは、梅雨の時期には欠かせない植物ですよね。切り花のアジサイは、水揚げという方法でより長く楽しむことができることをご存じでしょうか。せっかくなら、少しでも長くアジサイの開花を楽しみたいものですね。
ここでは、アジサイの水揚げやその方法、水揚げ後の管理やコツなどについて詳しく解説してきます!
アジサイは他の花のように切り花でも観賞できますが、水揚げすることでより長く開花が楽しめます。水揚げとは花に水分を吸い上げる方法のことで、花屋では植物を仕入れたら必ずする作業の一つです。
アジサイは梅雨の時期に見頃を迎えますが、秋色が楽しめる秋アジサイもありますね。特に梅雨に開花する若いアジサイは水が下がりやすく、水分不足になっています。ある程度時間が経過したアジサイは花が固いため、水が下がりにくくなっています。切り花のアジサイを長く楽しむためにも、梅雨に咲く若いアジサイは水揚げしましょう。
アジサイをドライフラワーにする場合も、しっかりと水揚げすることで色合いが綺麗になります。なるべく天気がよい時にドライフラワーにすると成功しやすく、水揚げしたら風通しのよい場所に置いておくとドライフラワーになることがあります。
それでは、アジサイの水揚げの手順について詳しく見ていきましょう!
植物の水揚げにはいくつか方法がありますが、深水法はアジサイの水揚げの方法で紹介したように深く水を張った容器に植物を漬ける方法のことです。アジサイなど茎や葉がしっかり生えている植物には適切な水揚げで、深水法によって花が元気よく咲き続けてくれます。
綺麗な切り花のアジサイを楽しむためには、ぜひとも深水法の水揚げを試してみてください。
アジサイを半日~1日ほど水揚げしたら、巻いた新聞紙は取りましょう。花瓶ではなくバケツなどで水揚げした場合は花瓶に移し替え、その際茎の下の部分を少しカットするとよいです。花瓶の水は多すぎてもよくないので、水揚げ後の水の量はアジサイの茎が2~5cm程度浸かっていれば問題ありません。
後は普段の切り花を手入れするように、花瓶の水は毎日換えましょう。切り花は地植えや鉢植えの植物とは違い、水だけで咲き続けます。そのため、水が汚れることで茎からばい菌が侵入することで枯れてしまいます。暖かい時期は水の奏でバクテリアが発生する確率も高いため、なるべく頻繁に水を換えることをおすすめします。
また、茎は長時間水に浸かっているので腐りやすくなっています。水を換える時にアジサイの茎も洗い5mm~1cm程度カットすれば花持ちもよくなるので、ぜひ試してみてください。
その他、切り花のアジサイは葉を2~3枚ほど残すことで水分の蒸散を防ぎます。沢山の葉を付けているようであれば、葉の数を減らして楽しみましょう。
アジサイに元気がなくなってきたようであれば、同じように水揚げすることで元気を取り戻してくれます。
アジサイを水揚げする際、水に浸かってない新聞紙を霧吹きするとより効果的です。また、切れ味の悪いハサミやカッターを使うと雑菌などが入りやすいため、水揚げで使用する刃物は必ず清潔なものを使いましょう。切り花のアジサイを浸すお水には、栄養剤も加えるとよいです。お水を換えるごとに、栄養剤も入れてあげることをおすすめします。
その他、アジサイにはさまざまな花色がありますが、白色のアジサイには白い紙を使用することで花に新聞紙の模様が写るのを防ぎます。白いアジサイを水揚げするようであれば、ぜひ試してみてください。
アジサイは地植えや鉢植えでも観賞できますが、花瓶に飾って素敵なインテリアとしても楽しみたいですよね。アジサイは色合いが綺麗なので、ドライフラワーにするとまた違った楽しみ方ができます。アジサイの中でも特に若いものは水が下がりにくいため、水揚げは効果的なお手入れです。
アジサイを水揚げして、切り花を長く楽しみましょう!
GreenSnap編集部