warning
error
success
information
お祝いや発表会、送別会などで花束をもらうことがあると思いますが、意外とすぐしおれてしまったり、あまり日持ちしないと思った経験はありませんか。
じつは花束は少し工夫するだけで花持ちがよくなるんですよ。今回は花束を長持ちさせるコツや上手な保存方法などについて紹介します。
保存方法を少し工夫してあげると10日前後まで長持ちしてくれます。
まず花束を保存するために必ずすることは、花束を包んだラッピングや輪ゴムを外して水切りをすることです。水切りと同時に、水や切り口に雑菌がつかないように余分な葉を取り除くのも長持ちさせるには大事なポイントです。
横に寝かさず、立てて保存しておきましょう。もし花瓶がなければ、バケツなどに水を張り、浸けておくとしおれてしまうのを防ぐこともできます。
また、エアコンの風が直接当たらない涼しい場所で保管すると花もちがよくなります。
飾ったあとも水は毎日取り換え、花器が汚れていたら、ヌメリを洗い落とし、清潔に保ちましょう。茎は斜めにカットしてあげると水を吸う面積が大きくなります。
花を長持ちさせるには、水の中に10円玉を入れておくことも効果的です。10円玉は銅製で、水につけると銅イオンが発生し、カビや細菌の繁殖を抑える効果があるといわれています。
ただし、10円玉1枚から溶け出る銅イオンはわずかなもので、長く浸しすぎていると硬貨が腐食してしまうので注意が必要です。
水を腐らせないという効果では、漂白剤やお酢を混ぜるのも効果的です。
漂白剤は濃度が濃いと花に害を与えてしまうので、水300mに対して1滴たらすぐらいが適量です。またお酢や水を入れる際は水200mに対して小さじ1杯の割合がちょうどよいといわれています。
どちらも入れすぎると花が弱ってしまうので、入れすぎには注意しましょう。
砂糖水やサイダーなど糖分を含んだ水も花もちを長くするには効果的です。とくに清涼飲料水などには粒子の細かい果糖ぶどう糖が含まれているので、吸い上げしやすくなり、花の栄養分にもなります。
しかし、これらも時間が経てば細菌が増えやすく茎の断面も汚れやすくなるため、定期的な水替えと根元の断面をきれいな状態に保つことが重要になります。いずれにせよ、水はこまめに取り替えましょう。
細菌を防ぐ効果があり、栄養分を含む薬剤として「切り花延命剤」も販売されています。市販のものであれば、希釈の割合も記載されていますので、その通りに使用すると切り花を長持ちさせるのにはとても効果的です。
ドライフラワーにしたい花を選んで逆さに吊るして自然乾燥させるだけで簡単にでき上がります。
詳しい作り方は下の記事を参考にしてみてください。
花束を渡すまでの間、お花をより良い状態に保つことで、より長くお花を楽しんでもらうことができます。花束の保管方法として理想的なのは、日の光の当たらない涼しい場所に保管しておくことです、。お花は暑さに弱い生き物なので、暑い環境にいるとストレスがかかり、傷みやすくなってしまいます。
また、注文の際に花屋さんへ渡す日時を伝え、保水ゼリーで茎の部分を保護してもらい、できるだけ花が開いていないものを選んでもらうのもポイントです。
花束をもらったあとにかけるひと手間、保存方法などを覚えておくと、花を長く楽しむことができます。
また、渡す側としてもひと手間加えてあげると、贈られた相手も長く楽しめるので、ぜひ保存方法のポイントを覚えましょう。
GreenSnap編集部