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シルバーグリーンの葉が印象的なドラセナ・ドラコは、ドラセナの中でも樹形に特徴がある品種です。暑さや乾燥には強いですが、寒さには弱い性質があります。鉢植えでも育てられますが、樹高が高く生長するので地植えで育てる方も多いかもしれませんね。
ここでは、ドラセナ・ドラコの育て方や枯らさないポイントなどについて紹介していきます!
ドラセナ・ドラコはスペイン領のカナリア諸島に生息する常緑高木で、樹高は約20mまで生長することもあります。リュウゼツラン科ドラセナ属に分類され、シルバーグリーンの葉が特徴です。
ドラセナ・ドラコの幹を傷つけると赤い樹液が流れ出ることから、「流血樹」とも呼ばれています。英語では「dragon’s blood tree(竜の血の木)」と呼ばれ、古くから染料や薬品などとして重宝されてきました。
ドラセナ・ドラコは地植えと鉢植え両方で育てることができ、地植えで栽培するとその独特な樹形が際立ちます。生命力が強く、10~15年ほど生長するとクリーム色の花を咲かせることがあります。花が咲くまでには長い年月がかかりますが、開花した時はぜひじっくり観賞してみましょう!
ドラセナ・ドラコは、基本的に日当たりと風通しのよい場所で管理しましょう。暑さには強いですが、真夏の時期は直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうことがあります。そのため、真夏は直射日光が当たらない場所で育ててください。
温暖な地域で元気に育つドラセナ・ドラコは、寒さには弱い性質があります。そのため、普段は屋外で育てている場合でも、冬の時期は暖かい室内で育てることが大切です。
ドラセナ・ドラコは乾燥した地域が原産なので、与える水の量は重要です。春~秋の時期は、土が乾いてからたっぷりと水やりをします。生長が止まる秋~冬にかけては、水やりは週1回くらいで十分です。
ドラセナ・ドラコは水はけと保水性がよい土を好み、市販の観葉植物用の土であれば使用できます。
ドラセナ・ドラコに肥料を与える場合は、春と秋の時期に緩効性化成肥料を置き肥します。夏は2週間に1~2回のペースで、液体肥料や活力剤など与えましょう。
冬は休眠期に入るので、肥料を与える必要はありません。
ドラセナ・ドラコを鉢植えで育てる場合は、定期的に植え替えが必要です。長い期間植え替えしないと、土の中で根腐れを引き起こしてしまうことがあります。5~9月頃が最適な時期なので、この時期に植え替えしましょう。
植え替え後のドラセナ・マッサンゲアナは、明るい日陰で管理します。また、乾燥した環境を好むため、土が乾いたことを確認してから水やりしましょう。
その他、この時期の肥料は控え、植え替えしてから1か月後に新しい根が出始めてから肥料を施しましょう。
ドラセナ・ドラコ上に生長するため、放っておくとどんどん伸びてしまいます。剪定に最適な時期は5~7月頃で、2~3年に1回のペースで剪定しましょう。
ドラセナ・ドラコはいくつか増やし方がありますが、挿し木での増やし方が一般的です。ここでは、挿し木の方法について紹介します。
生命力が強いドラセナ・ドラコですが、炭そ病やカイガラムシ、そしてハダニなどの病害虫が発生する場合があります。炭そ病とはカビの一種で、植物の葉に斑点ができる病気です。病気にかかった部分は回復しないので、見つけ次第取り除いてください。
カイガラムシは葉裏に寄生し、植物を弱らせてしまいます。カイガラムシの幼虫は薬剤に弱いため、薬剤を散布して対策しましょう。ハダニは水が苦手なので、定期的に葉水を行うことで対策できます。
ドラセナ・ドラコは手間がかからない観葉植物ですが、育て方によっては枯れてしまう場合があります。土が湿った状態が長く続くと根腐れを引き起こして枯れてしまうことがあるので、土が乾燥してから水やりをすることが大切です。
また、ドラセナ・ドラコは寒さに弱いので、室内など日陰の環境もよくありません。室内であまり日が当たらない場所であれば、定期的に外に出して育ててあげましょう。
ご興味があれば、ぜひともご自宅でドラセナ・ドラコを育ててみましょう!
GreenSnap編集部