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庭木といえば、定期的に剪定などして手入れするイメージがありますよね。植物も日々成長しているので手入れが必要ですが、中には手入れをあまり必要としない種類の庭木もあります。今回は、おすすめの手入れのいらない庭木や手入れが簡単な果樹について詳しく紹介していきます。
庭木には数多くの種類があり、好みの樹形の木を育てる方も多いですね。特に初心者の方は、どのように庭木を育てたらいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。あまり手入れをしないで庭木を育てたいという方であれば、シンボルツリーとして流通しているものをおすすめします。それでは、手入れのいらない庭木や手入れが簡単な果樹について見ていきましょう!
国内では本州や九州地方などに自生している落葉高木で、品種によっては常緑のものもあります。樹高は5~15m程度で、6~7月の時期にハナミズキのような白色の花を咲かせることが特徴です。花が咲き終わった9月頃には赤色の実を付けるので生で食べられて、熟すと甘い味がするのでジャムや果実酒などでも楽しめます。
ヤマボウシの樹形は自然に整のうので剪定はほとんど必要ないですが、剪定されたい場合は冬の時期に行うようにしましょう。
銀葉が特徴のオリーブはお洒落な庭木として人気があり、国内では香川県の小豆島などで栽培されています。オリーブオイルでお馴染みの通りオリーブの実が生り、9~2月頃まで収穫できます。オリーブの特性上、品種が異なる2本以上のオリーブの木を植えないと実が生りにくいです。オリーブの銀葉も綺麗ですが、やはり実も楽しみたいという方は2種類以上のオリーブの木を一緒に植えてみましょう。
ジンチョウゲとクチナシとともに「三香木」の一つで知られるキンモクセイは、樹高約5〜8mの常緑小高木です。9~10月頃にかけてオレンジ色の小花を沢山咲かせ、甘い香りが多くの人を惹きつけます。キンモクセイもほとんど手入れがいらない庭木ですが、生育旺盛なので樹形を整えたい場合は春~秋の時期に剪定しましょう。
中国やフィリピン、国内では沖縄などが原産で、温暖な環境を好む常緑樹です。シマトネリコはモクセイ科に分類され、シンボルツリーとして人気があります。
地植えでは約10~15mの高さまで生長するので、春~秋の時期にかけて定期的に剪定してコンパクトに整えてください。鉢植えの場合は根詰まりを起こす場合があるため、1~2年に一度大きい鉢に植え替えましょう。
早春~春にかけてふわふわの黄色い花を咲かせる銀葉アカシアは、「ミモザアカシア」や「ミモザ」などとも呼ばれています。4~10m程度の高さまで生長し、公園樹やシンボルツリーなどとして利用されることが多いです。
地植えの場合は水やりする必要がほとんどなく、日当たりや水はけのいい場所で育てることで花つきもよくなります。肥料もそこまで必要ないので、銀葉アカシアの葉色が悪くなってきたようであれば粒状肥料を施しましょう。
春先にピンク色や黄色などの小花を咲かせるジンチョウゲは、香り高い花として知られています。もともとは中国が原産ですが、日本では室町時代には栽培されていたようです。
ジンチョウゲは常緑低木なので樹形もまとまりやすく、剪定の必要がありません。また、半日陰でも育つため場所を選ばず、手入れも比較的簡単なので育てやすい庭木といえます。
小さな赤い実が特徴のソヨゴは、モチノキ科の常緑高木です。10~11月頃にかけて実を付けますが雌雄異株の植物なので雌株のみに実が付き、雌株と雄株両方植えることで実が生りやすい性質があります。
ソヨゴは剪定する必要もあまりなく、樹高は約5~10mまで育ちますが生長は早くありません。ただし、乾燥した環境は好まないので定期的に水やりをしましょう。
ミカン科のレモンは樹高2~3m程度まで生長する常緑低木で、国内では温暖な地域である広島県や愛媛県などを中心に栽培が盛んです。春~秋にかけて3回ほどジャスミンに似た花を咲かせ、国産のレモンは10~2月頃に旬の時期を迎えます。
レモンは鉢植えでも育てることができるので、冬の時期は暖かい室内に移動させて管理しましょう。
梅雨の時期に赤い実が生るヤマモモは、ジャムや砂糖漬けなどにして楽しめます。シンボルツリーとしても人気の常緑樹で、3~4月頃に赤みがかった花穂をつけます。
ヤマモモは剪定する必要がなく病害虫にも強いため、育てやすい果樹です。地植えの場合は水やりも特に必要ないですが、真夏の暑い日などにはたっぷり水やりをしましょう。
レモンと同様にミカン科の柑橘類で、日本では昔から親しみのある果物です。ゆずはそのまま食べてもおいしいですが、ジャムなどに加工したり料理にも使えるので万能の果物ですね。
ゆずは寒い地域でも育てることができ、病気などにも強いため育てやすいといえます。初心者でも育てやすい柑橘類なので、ご興味のある方はゆずの庭木に挑戦してみてください。
樹皮が白く、カシの仲間であることから『シラカシ』と呼ばれる本種は、ブナ科コナラ属の常緑樹です。シラカシは強健な植物であるため、耐寒性・耐暑性はもちろん、耐陰性や乾燥にも強い性質をもちます。
10月ごろに結実する実は一般に”どんぐり”として知られており、常緑樹でありながら秋の風物詩を飾る植物です。
園芸におけるコニファーとは、ヨーロッパを原産とする針葉樹を指しています。耐暑性には乏しいものの、雪が降り積もるような厳冬下でも生き抜ける耐寒性をもつ植物です。
一年中葉の落ちない常緑性を有しているため、寄植えや庭木などシンボルツリーとして活躍できます。
庭木として育てられる木は沢山ありますが、せっかく庭木を植えるならなるべく手間をかけないで育てたいですね。今回紹介した庭木は比較的手間をかけずに育てることができるので、これから庭木を植えたいという方はぜひ参考にしてみはいかがでしょうか。
手入れのいらない庭木を育てて、ご自宅のシンボルツリーとして楽しみましょう!
GreenSnap編集部