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バラにはたくさんの種類があり、世界には数万種類があると言われています。日本で誕生したバラもたくさんあります。
このページでは日本で生まれたバラ・ダフネについて紹介しています。どんな特徴のあるバラなのか、水やり、肥料など育て方の基本について解説しています。
バラ・ダフネは四季咲きのバラの一種です。最大の特徴は花弁のカラーが変わることで、オレンジがかった淡いピンク色の花を咲かせますが、徐々に緑色に変化します。
バラ・ダフネの草丈は150cm前後で、花弁のサイズは6cmから8cmほどです。花弁フチはヒラヒラとしてウェーブ状になっていて、ふんわりした印象のあるバラです。香りは中~強で開花するとよい香りが楽しめます。
花の寿命も長く、一度開花したらしばらく先続け、さらに色も変わっていくため、人々を楽しませてくれるバラです。ローズクリエイターの木村卓功氏作出のブランド「ロサオリエンティス」 のバラの一種です。
「ダフネ」という人名のような名前は、ギリシア神話の精霊の名前が由来しています。アポロンからの求愛を拒んで、自分を月桂樹に変身させた精霊の名が由来しています。
バラのダフネが色が時間の経過とともに変わり、やがて緑色になることからこのような名前になったのでしょう。
ちなみに月桂樹とは、クスノキ科の常緑性のある樹木で、葉はローリエという名前で流通し、香辛料として知られています。花は黄色みがかった緑色で、ダフネの花の色によく似ています。
バラ・ダフネには耐暑性があり、病気にも強いため、育てやすいバラと言えます。フェンスへの誘引もできます。育てやすくはじめてバラを育てる方にも向いています。
バラ・ダフネは鉢植え、地植えどちらでも育てられます。
バラ・ダフネを鉢植えで育てる場合は、明るい場所で栽培をしてください。季節によって置く場所は変えましょう。
真夏は直射日光が当たりすぎない場所に、冬は明るい場所で栽培して冷めたい風に当たりすぎないように注意をしてください。
地植えの場合は、風通しがよく明るい場所で栽培をしてください。風通しが悪い場所だと、うどんこ病になる可能性があります。水はけの悪い場所もバラ栽培には不向きなので、気を付けましょう。
バラ専用の土があればそちらを使いましょう。他にも園芸用の土、草花用培養土がおすすめです。水はけ、水もち、肥料もちのよい土を好みます。
強い酸性、強いアルカリ性の土を嫌うため、地植えで育てる場合は、庭土のpH値を測定してください。弱酸性になるよう調整しましょう。
まず土に元肥を施しておいてください。1月から2月に寒肥を与え、3月、6月、9月には追肥を与えます。
元肥、寒肥は必要ありません。3月、6月、9月に固形肥料を与えてください。または4月から9月に液体肥料を週1の頻度で与えるとよいでしょう。こまめに追肥をすることで、きれいな花を咲かせるようになります。
バラは基本的に土が乾燥していたら与えてください。鉢植えの場合は土の表面が乾いたタイミングで水やりをします。
地植えの場合も土が乾いていたら水を欲しますが、与えてもその後雨が降ってしまうと、水分過多になる可能性があります。そのため、基本的に地植えの場合は水やり不要です。
ただし、真夏で雨が降らない日が続く場合は水やりをしてあげてください。
バラ・ダフネは剪定は夏と冬にするとよいでしょう。夏は3分の2になるように剪定をします。冬は2分の1の大きさを目安に剪定をしてください。
ダフネは誘引ができます。アーチ、フェンスに引くと美しいバラの姿を楽しむことができますよ。
バラ・ダフネはうどんこ病、黒星病になる可能性があります。バラのなかでは黒星病にやや強いです。
バラ・ダフネは色の変化を楽しめるバラです。まるで複数種類のバラを育てているような感覚で楽しめます。ヒラヒラした花弁は女性らしい雰囲気があり素敵ですよ。
GreenSnap編集部