warning
error
success
information
こんにちは、三上真史です。
これからの冬の時期に大人気なのがポインセチアですよね。ポインセチアといえば真っ赤に染まるイメージですが、じつは他にも白や黄色などさまざまな品種があるんです。
そんな中、ひときわ美しくピンク色に染まる「プリンセチア」をご存知でしょうか?見たことがあるという方も、プリンセチアがより育てやすいということ、知っていますか?
ということで今回は、実際にプリンセチアを育てたことがある僕が感じた、プリンセチアの育てやすさや魅力についてご紹介します!
まずはおなじみのポインセチアのお話を。ポインセチアといえば、クリスマスの花、冬の花というイメージですよね。そのため、寒さに強い植物だと思われてしまう方が多いのですが、じつはポインセチアはメキシコ原産の熱帯植物で、寒さには弱いんです。
ではどうしてクリスマスの花になっているのかというと、印象的な葉の赤と緑がまさにクリスマスカラーだということでクリスマスにぴったりな植物だ!と、当時メキシコ大使であったアメリカ人のポインセットさんが自国に広めたことがきっかけだと言われているんです。
ポインセチアは冬は室内で育てるのが基本ですが、逆に言えば、冬に室内で楽しむことができるクリスマスにぴったりな花でもあります。
ただし室内で気をつけなきゃいけないのが日当たりです。もとは太陽をさんさんと浴びて外で育つ花木なので、室内でもしっかりと日の当たる窓辺で育てる必要があります。
あとは大切なのが温度で、目安は10度です。室内でも10度以下となる時間が長く続かないように気をつけると、元気に育ちますよ。
と、ここまではおなじみのポインセチアについてご紹介しましたが、僕が今回みなさんにオススメしたいのは「プリンセチア」です。
プリンセチアはポインセチアよりも細葉で洗練された印象で、何より見事なピンクに染まる葉が特徴。プリンセスのような姿だということから命名されて、まさになっとくの美しい姿が楽しめます。
実際に育ててみて、すっかりプリンセチアに惚れてしまった僕なのですが、じつはプリンセチアの魅力、見た目の美しさだけじゃなく育てる上でもたくさんあるんです!
三上的プリンセチアの魅力1つ目は、プリンセチアは比較的10度以下でも耐えてくれるということです。
実際に僕はポインセチアとプリンセチアを一緒に育てて、冬の寒さに当ててしまったことがあるのですが、なんとプリンセチアだけ生き延びてくれたんです!これは驚きました。
つまり見た目の美しさだけじゃなく、丈夫さもかねそなえているということ。そこが僕の惚れ込んだところでもあります。
とはいえプリンセチアも寒い冬は苦手ですので、寒さに当てないように気をつけてくださいね。冷え込む夜は、窓辺から離して部屋の中心に移動させることがオススメです。
そして暖かくなる春から秋はポインセチア同様、屋外で日に当てて育てましょう。
プリンセチアの魅力2つ目は、水切れにも比較的強いということです。
そもそもポインセチアにとって寒い冬は休眠期となるため、水をやり過ぎるとうまく吸収できず根腐れで枯れてしまうことが多いんです。
春〜秋の成長期に比べて冬の水やりは控えめでいいのですが、だからと言って水が足りないと乾燥でやられてしまうのでそこも要注意です。一度完全に水切れになってしまうと、元に戻らずそのまま枯れてしまうこともあります。
でもそれがプリンセチアの場合だと、ポインセチアに比べて水切れにもなんとか耐えて復活してくれることが多いんです。やりすぎてもやらなすぎてもいけないという水やりの頻度がポインセチアをうまく育てるためにとても重要ですので、これは育てていて本当に頼もしく、ありがたいポイントですよね。
ポインセチアもプリンセチアも、冬だけで終わりの植物ではありません。長く楽しめる常緑樹ですので、来年も楽しむことができます。
そこでぜひやっていただきたいのが剪定です。
芽吹きやすい成長期の春に剪定するのがオススメで、方法としては葉を残して3分の1〜半分ほど枝先を切るだけ。そうすることで整った樹形を保ち、さらに枝分かれをうながして葉数、花数を増やすことができます。
ここで3つ目のプリンセチアのオススメポイント!それはプリンセチアの方がポインセチアに比べて枝分かれしやすく、しっかり芽吹いてくれる印象があるということです。
おかげで安心して剪定できますし、よりたくさんの美しい葉と花を楽しむことができるわけです。
今回は見た目の美しさだけではない、僕が感じているプリンセチアの魅力を3つご紹介しました。
ポインセチアも良いですが、この冬はより育てやすいプリンセチアで室内を華やかに彩ってみてはいかがでしょうか?
ちなみにプリンセチアの花言葉は「思いやり」で、売り上げの一部が日本乳がんピンクリボン運動の基金に寄付されているんです。
そんな姫たる思いやりと美しさ、さらに秘めたる丈夫さをもあわせ持つプリンセチア、オススメです!
三上 真史