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美しい葉を持つクロトンは観葉植物として人気があります。育て方はなにか工夫が必要なのでしょうか。このページではクロトンの育て方を紹介します。季節によって異なる育て方があるので、ぜひ読んでみてください。
春から秋の期間は、クロトンをなるべく明るく日当たりのよい場所で栽培しましょう。光が不足すると葉の色が綺麗に出ないためなるべく太陽光に当ててください。
クロトンは冬の寒さを苦手とします。屋外で育てていると枯れることがあるため冬は室内に移動させてください。耐陰性が弱いので暗い場所ではなく、ガラス越しで栽培をしましょう。
室内で栽培する場合は太陽光が入る窓際がおすすめです。
クロトンは水はけのよい肥沃な土を好みます。水もちのよい土もおすすめです。
市販の観葉植物用培養土での栽培もよいでしょう。ブレンドする場合は、赤玉土、ピートモス、堆肥を6:3:1の割合で配合してください。
クロトンは5月から8月に植え付けてください。夏にクロトンをしっかりと成長させたい方は5月のはじめに植え付けておくことをおすすめします。
クロトンは植え替えが必要です。同じ鉢のままで育てていると根詰まりを起こすため、1年に1回の頻度でひとまわり大きな鉢に植え替えてください。植え替え時期は5月から8月です。
植え替えの際は古い土ではなく未使用の土を用意してください。
春から秋の期間は土の表面が乾いてきたらクロトンに水やりをしましょう。夏は土が乾燥しないように気をつけながら水やりをします。完全に乾燥する前に水やりするのがポイントです。
冬は土の乾燥を待ってから水やりをしてください。冬はクロトンの生長がゆっくりになります。このときにこれまでのように水やりをすると水分過多になってしまいます。
根腐れをすることもあるため、土が乾いたのを確認してから水を与えることが大切です。
また害虫が発生する可能性があるため、こまめに葉水をしてください。
クロトンは春から秋の期間に緩効性化成肥料を与えてください。頻度は2ヶ月に1回です。月2回の頻度で液体肥料を与えるのもよいでしょう。
クロトンは葉が増えてきたら適宜剪定をしてください。葉が密集すると通気性が悪くなり弱ることがあります。
また生長すると下葉が落ちるため、たくさん下葉が落ちてきたら切り戻しをしてください。
植え替えの際に株分けをして増やすこともできます。株を鉢から取り出して根についた土を落とします。このとき傷んでいる根や古い根があれば、取り除いてください。株を2つに分けて新しい場所に移しましょう。
ただし、クロトンの挿し木の増やし方で一般的なのは挿し木です。挿し木のほうが成功しやすいでしょう。
クロトンは挿し木で増やすことができます。5月から7月にクロトンの枝を10cmカットしてください。葉がついている場合は先端の葉のみ残してそれ以外は落とします。
用意しておいた土にカットしたクロトンを挿して、日陰で管理をしてください。
風が当たる場所では挿し木が成功しないことがあるため、注意をしましょう。根が安定してから少しずつ光に慣らしていってください。
クロトンがかかりやすい病気は褐斑細菌病です。症状は、葉に茶色や黒の斑点が入ることです。そのままにしておくと葉が枯れてしまいます。
褐斑細菌病は高温多湿気に発生しやすいため、梅雨の時期は注意をしてください。室内で育てている場合は換気をして通気性のよい場所で栽培をしましょう。
対処法としては、症状があるクロトンの葉を取り除くことをおすすめします。落ちた葉もすぐに処分をしてください。
クロトンは、ハダニやの被害に遭うことがあります。ハダニは気温が高く乾燥した環境を好むため、予防としてこまめに葉水を与えましょう。
白い虫がクロトンについていたらカイガラムシの可能性が高いため、ブラシなどを使用して取り除いてください。
アブラムシがクロトンに付着することもあります。葉を吸汁するため、大量発生する前に対処しましょう。繁殖力が高いためすぐに増えることがあります。増えた場合は薬剤の使用も検討してください。
クロトンは耐寒性が弱いため冬の寒さが苦手です。さらに耐陰性もあまりないので、室内で育てる場合は明るい場所である必要があるのです。季節によって育てる場所などを変えて快適に育てましょう。
GreenSnap編集部