warning
error
success
information
まるでキャベツのような葉牡丹はピンク色や白色など葉の観賞を楽しむことができ、その葉形から別名「ハナキャベツ」とも呼ばれています。寄せ植えにも人気の葉牡丹の挿し木の方法や時期、成功させるポイントなどについて紹介していきます。
葉牡丹ははもともとはヨーロッパ原産の植物ですが、日本で品種改良が進んでいたこともありさまざまな系統があります。
葉牡丹は一般的に種まきや挿し木(挿し芽)で増やすことができ、挿し木で増やす方が種まきよりも早く生長します。
また、挿し木の場合は親株のクローンになるため、見た目の色や形などは親株と全く同じように育つことがポイントです。ご自宅のお庭などで葉牡丹を育てていれば、挿し木で簡単に増やすことができますね。
葉牡丹の挿し木に最適な時期は5月中下旬~6月中下旬頃で、初夏なので作業しやすい時期といえます。
葉牡丹を挿し木で増やす場合は、以下の道具を準備しましょう。
葉牡丹を鉢植えで育てる場合は鉢を準備し、挿し木をいくつもする場合はプランターも使用できます。
地植えで育てる場合は、鉢を準備する必要はありません。挿し木用土は、肥料分のない赤玉土やバーミキュライトなど新しい土を使用しましょう。
葉牡丹は本来日当たりのいい場所を好みますが、挿し木した後はすぐに日なたに置くと葉から蒸散量が増えてしまうため、日陰の環境で約2週間土を乾かさないように水やりをします。
その後、半日陰から日なたへと場所を移して管理しましょう。プランターでいくつもの挿し木を育てる場合は、混み合ってきたタイミングで鉢に植え替えてください。
挿し木で挿し穂の葉の枚数を少なくすることで、余分な水分の蒸散を防ぐことができます。そのため、あらかじめ葉の枚数を減らすことで切り口の部分から必要な水分を吸収することができるので効率的です。
8月は一年の中でもアブラムシやコナガなどの害虫が発生しやすく、挿し木から育てた葉牡丹の葉も害虫に食べられてしまう可能性があります。
せっかく増やした葉牡丹が虫に食べられてしまうのは悲しいですよね。この時期は、特に害虫対策をしながら葉牡丹を育てることをおすすめします。
葉牡丹は葉の観賞を楽しめるので、カラーリーフとして他の植物との寄せ植えでもその存在感を十分発揮します。葉牡丹は特別な手入れなどは必要ないので、園芸初心者でも育てやすいです。自宅で葉牡丹を育てていれば、挿し木で葉牡丹を増やしてみてはいかがでしょうか。
また、切り花として飾っていた葉牡丹を挿し木に使うこともできます。ぜひ気軽に葉牡丹の挿し木にチャレンジしてみてください。
GreenSnap編集部