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じゃがいもは土寄せという作業が必要になりますが、どのような目的でどんな効果があるのでしょうか。このページではじゃがいもの土寄せについて解説しています。
土寄せに適する時期や、土寄せのやり方、土寄せを実際やるときの注意点をまとめたので、じゃがいもを育てている方はぜひ参考にしてみてください。
土寄せとは、農作物など植物の株元に土を寄せることです。じゃがいもに限らず、土寄せをするのが一般的とされています。
土寄せをすることで土の養分や水分の吸収率が上がり、植物の生育がよくなります。また、株が倒れることを防いだり、排水性を高めるメリットもあります。さらには、土を寄せることであたたかくなり、寒さ対策にもなります。
じゃがいもの土寄せでは他にもメリットがあります。
じゃがいもは土よりも上に出てしまうと、太陽光がイモにあたり緑化します。緑化とは表面が緑色になる現象で、見た目だけでなく有毒成分が増えるというデメリットがあります。
イモが土の上に露出して緑化することを防ぐためにも、土寄せが必要です。
じゃがいもの土寄せ時期は2回あります。
まず、1回目のタイミングは、じゃがいもの植え付けから3週間ほど経過した頃の芽かきと追肥をするときです。春植えの場合は4月、秋植えの場合は9月頃です。
2回目のタイミングは、じゃがいもの花のツボミがついたときです。これも土寄せと同時に追肥してください。春植えの場合は5月、秋植えの場合は10月頃です。
追肥をじゃがいもの株元に寄せて栄養を与えるというイメージです。
土寄せという特殊な名前がついているため、難しそうに思えるかもしれませんが、簡単で初心者の方でもできます。じゃがいもにとって土寄せは必ず必要な作業なのでやってみましょう。
土寄せはじゃがいもの株元に周囲の土を寄せて盛り上げるだけです。イモが土の上に出てこないようにする、というイメージを持ちながら作業をすると土寄せがやりやすくなります。
少量のじゃがいもを育てている場合は、軍手を着用して手で行うこともできますが、スコップの使用がおすすめです。広い場所ではクワを使って土を寄せましょう。
土寄せは2回とも同じように土寄せをしないようにしましょう。なぜなら1回目の土寄せと2回目の土寄せではじゃがいもの生長度合いが違うからです。
1回目の土寄せの際はまだ芽が10cmほどと小ぶりなので、土寄せで土を寄せないようにしてください。
大きく育ったあとの土寄せでは、土の量が少ないと茎が倒れることやイモが土の上に露出してしまうことがあるため、2回目の土寄せではしっかりと土を寄せます。
このようにじゃがいもの生長に合わせた土寄せが必要です。様子を見ながら土の量を決めてください。
土を寄せる際にスコップやクワを使う場合は、じゃがいもの株を傷つけないように気をつけましょう。とくにイモや根を傷つけないようそっと行ってください。根などが傷つくと、傷口から病気に感染する可能性もあるため、注意が必要です。
土寄せはむずかしい作業ではないことがわかりました。土寄せをするとイモが露出しないため、おいしいじゃがいもが収穫できるでしょう。
じゃがいもを健康的に育てるためにも重要な作業とされています。じゃがいもを育てている方はぜひチャレンジしてみましょう。
GreenSnap編集部