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観葉植物には様々な特性があります。それは水が多く必要だったり、逆に水が少ないほうが良かったり。
そんな個性のある観葉植物にあった植木鉢に入れてあげましょう。きちんと観葉植物にあったものを選んであげれば、そうそう枯れることなんてありません。
屋内と屋外でも適した植木鉢は変わってきます。
屋内は比較的環境が調節できるため、重要なのは、ぶつかってしまった時に転倒しないかなど、インテリアとしての機能性を考える必要があります。床に土を撒き散らせば誰だって憂鬱になりますから。
対して屋外は日差しが強く、雨風で急激な温度変化の影響を受ける環境です。そのため、その環境下で劣化しにくいものを選びましょう。例を挙げるなら、陶器製や合成樹脂素材のFRPやポリプロピレンなど。そして、風で転倒しづらい重心が低いものなら言うことなしです。
植木鉢はたくさん種類がありますが、その中でも特に代表的な植木鉢の特性をご紹介します。
まず、もっともオーソドックスな素焼鉢。土を高温で焼いて作られたもので、細かな穴が開いているので、通気性や排水性に優れています。重くて割れやすいですが、初心者にも育てやすい鉢だといえます。また、海外製はテラコッタと呼ばれています。
安価で軽くて丈夫なのがプラスチック鉢。インテリアにも合わせやすいのですが、通気性がないため、水やりのタイミングや気温の管理が重要となります。
陶器鉢はデザイン性が良い物が多く、愛用者も多いのですが、通気性が悪く、繊細な観葉植物には向きません。
どれも一長一短なので、考えて観葉植物を植えてあげてください。
植木鉢とは趣旨が違う鉢カバーというものが存在します。鉢カバーは、植木鉢ごと観葉植物を中に入れるもので、デザイン性に優れています。
また、底に穴が開いているかを確認する必要があります。底に穴が当ている場合、余分な水がすべて外に流れ出すため、室内なら受け皿が必要となります。受け皿に溜まった水は定期的に捨てなければいけません。
底に穴が開いていない場合、それは屋外での使用を控えてください。水を定期的に捨てなければ根腐れしてしまうので、屋外だと、雨のあと植物がすぐにだめになってしまいます。
観葉植物用につくられた植木鉢は機能性とデザイン性の兼ね合いです。中には機能性重視のものもあれば、デザイン性重視のものもありますので、自身の植木鉢が果たしてどのような植木鉢なのか、それを見極めることが大切です。
その植木鉢と観葉植物にあった育て方をすれば、きっと枯らすことはなく、立派に育ってくれるでしょう。
※トップ画像はPhoto by napoonさん@GreenSnap
徳原鉄二