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キャベツは身近な野菜でスーパーでも毎日のように見かけ、みなさん一度は食べたことがあるでしょう。このページではキャベツの栄養について解説しています。どんな効果効能があるのか気になる方も参考にしてみてくださいね。
キャベツはアブラナ科アブラナ属の植物です。西ヨーロッパが原産とされていて、今では日本でも栽培が盛んでスーパーでは欠かせない葉物野菜となっています。
栽培の歴史は古く、古代ギリシア人はキャベツを薬用として利用していました。日本では比較的新しい野菜で、明治期から野菜として栽培が始まっています。
キャベツの花期は3月から5月で、黄色い花を咲かせます。これはアブラナ科特有の花で、見た目は菜の花にそっくりです。キャベツを収穫しないまま放置することで花が咲きます。
キャベツは丸く結球する特徴がありますが、すべてのキャベツで丸くなるわけではありません。
キャベツは栄養豊富で、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンU、ミネラル、食物繊維が豊富で、ミネラルはカリウムやカルシウムを多く含みます。
野菜のなかでもキャベツのカリウムの量がとても多いのが特徴です。
キャベツ100gのカロリーは23kcalです。
ビタミンUであるキャベジンはキャベツに含まれる特徴的な栄養で、胃薬にも入っていることがあります。胃の働きを助ける成分で、胃を保護します。ストレスで胃が痛いときや胃がむかむかするときもキャベツはよいでしょう。
ビタミンCはコラーゲン生成に欠かせません。ビタミンCを多く含むキャベツを食べることで美肌作りにもなるでしょう。
キャベツにはカリウムが豊富に含まれています。カリウムは体内の浸透圧調整機能があります。
カリウムは塩分の摂りすぎを抑制します。塩分を摂りすぎると、高血圧になることもあるため、キャベツを食べることで高血圧予防にもなると言えるでしょう。
さらにキャベツに含まれるカルシウムは、血圧を下げる働きもあるとされています。血圧が気になる方にもキャベツはおすすめです。
キャベツに含まれる食物繊維は、腸内環境改善によいとされています。お通じが滞り気味の方には便通改善に役立ちます。
キャベツには通常のキャベツと春キャベツと呼ばれるものがあります。旬の時期は3月から5月と1月から3月です。
おいしいキャベツの選び方は、まず外葉を見てみましょう。店頭では取られていることがありますが、外葉があるもののほうが新鮮です。キャベツの軸も見てみましょう。軸が太すぎないものがおすすめです。目安として500円玉くらいの芯のものを選んでください。
キャベツの葉は緑色をしていますが、なかでも色が濃くてしっかりしているものがおいしいキャベツです。
冬キャベツは、葉の間に隙間がなく、ぎゅっとして重みのあるものがよく、春キャベツは葉がふんわりとしていて、葉の間に隙間があるほうが柔らかくておいしい傾向があります。
キャベツは涼しい場所を好むので、冷蔵庫で保管をしてください。キャベツをそのまま保管する場合は、芯をくり抜きましょう。
キャベツは生命力が強く、買ったあとも成長しようとします。キャベツの芯を傷つけることで成長がゆっくりになるので保存しやすくなります。
芯をくり抜いたり、傷をつけたら、濡らしたキッチンペーパーを詰め込んで新聞紙に包み、さらに密閉できる袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れて保管してください。だいたい2週間ほど保管ができますが、早めに使い切りましょう。
キャベツは炒めものはもちろんですが、ロールキャベツにして柔らかく煮込むことで芯まで美味しく食べられます。食べ方はいろいろですので、ぜひ試してみてください。
またキャベツは種類が豊富でケールや芽キャベツも仲間です。さまざまなキャベツに挑戦してみてくださいね。
GreenSnap編集部