warning
error
success
information
多くの人を魅了するバラは、華やかな花姿や香りから「花の女王」とも呼ばれています。バラの品種は数万種類あると言われ、花色や咲き方などは多種多様です。
バラは春に咲く印象がありますが、種類によっては春以外の時期にも花を咲かせます。バラが見頃な時期や季節ごとのバラの特徴などについて、ご紹介していきます。
バラには「一季咲き」や「四季咲き」、「返り咲き」などの種類があります。バラは春に咲くイメージがありますが、バラの開花時期は種類によって異なります。
一季咲きのバラは5月~6月頃、四季咲きの見頃は5月~6月頃、10月中旬~11月上旬頃です。返り咲きのバラは花がら摘みをすることで、夏や秋の時期にも花を咲かせます。季節によって観賞できるバラの品種が異なるので、どの時期に咲くバラであるか確認しておくと良いでしょう。
一季咲きのバラとは、年に1度しか咲かないバラのことです。枝は柔らかく、すらりと伸びています。春~初夏に開花した後、夏以降は枝が成長するために栄養を使います。ワイルドローズやオールドローズなどの品種は、一季咲きのバラです。
四季咲きのバラは、1年を通して複数回見頃を迎えます。春の時期に開花した後に剪定することで、秋にも綺麗なバラを咲かせます。四季咲きのバラは、モダンローズなどの品種です。
春に咲くバラは大輪で、華やかな雰囲気が特徴です。寒い冬から暖かい春が訪れ、気温が上がることで綺麗なバラを一斉に咲かせます。春バラは花が大きいので、花首が下がってしまうこともあります。
また、次から次へと開花するので、花持ちもあまり良くありません。
四季咲きと返り咲きのバラは、6月下旬~7月中旬頃にも咲きます。春先は「1番花」に対して、夏に咲くバラは「2番花」とも呼ばれます。春バラに比べると、夏バラは全体の約1~2割程度しか咲きません。花の大きさも小さく、比較的早く散ってしまいます。
同じ品種でも咲く時期によって花の形が変化し、夏バラは花弁が細く左右に反り返るように咲きます。
秋のバラは春バラと比べると花色が濃く、豊かな香りが特徴です。ブッシュ樹形のバラが多く、つるバラはほとんど咲きません。冬に向けて気温が下がるので、ゆっくり開花します。
開花するバラの数が少なく感じますが、シックな花色のバラが多いので見応えがあります。秋のバラ園は、全体的に落ち着きがあります。
冬薔薇(ふゆばら/ふゆそうび)は四季咲きのバラで、名前の通り冬の時期に咲くバラです。多くのバラは春~秋の時期に咲きますが、冬薔薇は寒い冬の中屋外でぽつんと花を咲かせます。気温が低いため、開花しない冬薔薇もあります。
数多くの品種があり世界中で愛されているバラは、品種によって春の時期だけでなく夏や秋などにも開花します。咲く時期によって雰囲気が変わるので、季節ごとに楽しめる植物です。
バラはバラ園など地植えで栽培することが多いですが、鉢植えでも楽しめます。一季咲きや四季咲きなど種類によって異なる季節に見頃を迎えるので、季節ごとにバラの観賞を楽しんでみましょう!
Lily