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里芋といえば、日本の家庭料理には欠かせない根菜ですね。里芋は病気にかかることも少なく、初心者の方でも家庭菜園などで栽培しやすいです。もともとは東南アジアが原産ですが、昔から日本で栽培されています。里芋の収穫時期や収穫方法などについて紹介していきます。
里芋の収穫時期は、晩秋~霜が降りる前までの間です。関東や東海など中間地であれは10月中旬~11月下旬頃、暖地は9月下旬~11月下旬頃、そして寒地は11月上旬~12月上旬頃です。
収穫時期は植え付けた時期によって変わってきますが、植え付けから約150~180日後に収穫できます。収穫時期が遅れてしまうと品質や日持ちが悪くなってしまうので、気をつけましょう。
里芋のおおよその収穫時期を知っていても、実際はどのタイミングで収穫すれば良いか気になりますよね。
里芋は葉が枯れ始めたら収穫していいタイミングです。葉が枯れるということは里芋の成長が止まったというサインなので、里芋を美味しく食べられる一番良い時期です。
葉が枯れてきた時には、葉が黄色く変色したり表面に茶色い斑点ができてきます。
里芋を収穫する日は、晴れの日が続いている日に行うと作業しやすいです。収穫した後に里芋をすぐに食べる場合は天日干しするため、収穫後も天気がいい日が続く日を選びましょう。
里芋を収穫する時は、まず初めに葉や茎を切り落とします。茎の部分を10cm程度残しておくと収穫しやすいです。茎の周りを少しずつ桑で掘り起こしていき、シャベルで株を取り出します。掘り起こしたばかりの里芋は、土や根などが多くついています。里芋をすぐに食べる場合は、半日ほど日が当たる場所に置いておきます。こうすることで、土が乾燥して里芋から落ちやすくなります。
収穫した里芋を翌年の種イモとして使用したい場合は、株のまま保管しておきましょう。
里芋を収穫後すぐに食べたいときは、里芋を水で洗って泥を落として1日外で干すといいでしょう。
短期的に保存したい場合は、土を落とさずに数日干し、風通しのいい場所で土をしっかりと乾燥させます。乾燥させた里芋の土はそのままにして新聞紙で包み、冷蔵庫の野菜室(冷暗所)で保存しましょう。
里芋は気温が5℃以下の場所では、低温障害を受けやすいので注意してください。
里芋を食べるまでに日にちが空く場合は、冷凍保存することをおすすめします。冷凍保存する場合は、必ず里芋の皮を剥いて保存しましょう。冷凍保存する前は、必ず灰汁とぬめりを取ることがポイントです。
里芋を食べるのではなく、翌年に植え付ける種芋として使う場合は、土を落とさず新聞紙に包み、風通しのいい場所に置いて乾燥させます。乾燥したら、室内などの暖かい場所で管理し、植え付け時期まで保存しておきます。
里芋は日本では古くから食べられてきた芋類で、食物繊維やビタミン、そしてカリウムなどを含んでいます。里芋特有のぬめりは免疫力を高め、コレステロールなどを下げる効果もあるので健康にも良いです。
春の時期に植え付けして晩秋に収穫するので約半年かかりますが、栽培方法は難しくありません。里芋は家庭菜園でも栽培しやすいので、ご自分で里芋を収穫してみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部