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菊といえば、日本の伝統的な花ですね。観賞用としてはもちろん、墓前や仏壇に供える切り花や刺身のツマとしてなど、日本ではあらゆるシーンで目にすることのある花です。小菊は育てやすく使いやすいので、ご家庭で栽培されている方も多いのではないでしょうか。
菊は多年草のため、同じ株から何年も枯れずに花を咲かせます。しかし、植えっぱなしにしていると年々花つきが悪くなってしまいます。一手間かけるだけで、次の年にはさらに多くの花を楽しむことができますよ。
今回は植えっぱなしになっている菊の手入れの方法をご紹介します。
菊の花が咲き終わったら、切り戻しや摘心を行うことで次の年もきれいな花を咲かせることができます。
切り戻しには、樹木の大きさや樹形を整えることのほかにも、新芽や花の成長を促したり、風通しをよくすることで病害虫を防ぐ目的もあります。
秋に咲く菊は、5月末から6月初めにかけてバッサリと切り戻しを行いましょう。これを「皐月の切り戻し」と呼びます。菊の株元から2〜3cmのところで切り戻しを行います。菊の背丈によりますが、下の葉が3〜4枚ついているくらいのところで切ると、幹が数本に分かれて低く育ちます。
切り戻しを行わないと、成長しすぎてしまい背丈が伸びすぎて倒れてしまうことがあります。
摘心を行うことで、さらに背丈が伸びるのが防ぐことができます。また、脇芽が伸びて枝数が増えるので、花もたくさんつくようになります。
ぜひ切り戻しや摘心の方法を覚えて、試してみてくださいね。
GreenSnap編集部