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ねこたんぽ
ジョン・アクセルロッド指揮、兵庫芸術文化センター管弦楽団(通称PAC)in北九州(ヴァイオリン三浦文彰)に行ってきました(評論シリーズNo.111🎻) PROGRAMは ①ベートーヴェン「エグモント」序曲 ②ブルッフヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 op.26 ③ベートーヴェン交響曲第5番ハ短調op.67 <運命> という豪華版です。いやぁ、堪能しました。 まずは三浦君のブルッフ、以前からの美音に、野太さ、余裕が加わっていよいよ全盛期を思わせました。枯野を吹き渡るような哀愁もところどころ滲ませて、老ヴァイオリニストのような味を出しているのには舌を巻きました。フィナーレで弓が吹っ飛んでしまったのはご愛嬌ということで🤣 にしてもブルッフ先生、けしからん曲を書かれましたねぇ。1楽章の劇的展開はいつ聴いてもゾクゾクします。メチャクチャ格好イイ!カッコ良すぎて泣けた〜😭 アクセルロッド+PACは期待と予想通り、威勢の良い、魂のこもった演奏でした。特筆すべきはチェロ団、歌ってましたね〜、見てるこっちまで嬉しくなるくらい、弾く歓びに満ちていました。運命の3楽章では弦楽器4種がリレーするのですが、パチッとはまっていたので本当に気持ち良かった。ティンパニ君も素晴らしかったなぁ‥ハードロック好きな私にはティンパニやコントラバスが弱々しく感じられることが多いのだけれど、昨日はパワフルでした。運命の4楽章、幕開けからもう歓喜が溢れ涙も溢れましたよ😭ソレイユホールの薄っぺらい壁よ、吹き飛べとばかりの怒涛のティンパニ、弦楽器団も入魂の弓捌きで歌い上げました。 にしてもベートーヴェン先生は偉大だ、偉大などという陳腐な言葉では言い表せないほどに。誰が5番を聴いて俯いていられようか。これほど勇気と希望と歓びを与える曲を本当にありがとうございます🤩
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ねこたんぽ
評論シリーズNo.110『ベフゾド・アブドゥライモフ(Behzod Abduraimov)』🎹 今日は「クラシック音楽の日」。昨日Eテレで初めて知ったピアニストがウズベキスタンのアブドゥライモフ。「良いねぇ‥近づきたくなるね」と『淀五郎』の台詞みたく思いまして、早速彼+RAI国立交響楽団の「チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番」を聴いてみました。いやぁ、実に素晴らしい✨割とスローテンポで始まりましたが、オケもピアノも美しいのでかったるさはゼロ。長い長い第一楽章も短く感じました。第二楽章は高速で転がるような繊細なタッチ、第三楽章は迫力、うねりが十分あるのに粗さは皆無で、深い余韻を残します。 彼のピアノの推しポイントは、まず美音!硬質なクリスタルガラスのようですが、決して冷たくはなく、奥底に温かさが感じられます。超高速パートでも一音一音粒立っていて明瞭に聞こえます。そして豊かな歌心‼︎ 完璧な技巧あればこそでしょうけれど、やはり人間が良いのではないでしょうか。心に響く抑揚、情感は傑出しています。「八代亜紀かよ‥」と呟いてしまいました。それほど自由で巧くて趣があるのです。 デニス・マツーエフが豪快な雷鳴だとすれば、アブドゥライモフは吹き渡る風でしょうか。甲乙付け難いピアニストツートップです🤩演歌でいえば(言うなよ!)、どんな曲でも圧倒的歌唱力で自分の色に染め上げる島津亜矢がマツーエフ、どんな曲でもその曲の持つ情感を完璧に表現する市川由紀乃がアブドゥライモフ(さっき八代亜紀言うたやん😝)、ということになりそうです。今回アブドゥライモフでチャイコを聴き終えた時最初に感じたのは「チャイコって天才‥」ということでした。歌手(演奏家)が凄いと感じさせるか、作曲家が凄いと感じさせるか。どちらを選ぶか?決められませ〜〜んっ🤣
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ねこたんぽ
評論シリーズNo.108「Cozy Powell」🥁 今日4/5はイングランドの名ドラマー、コージー・パウエルが50歳の若さで没した日。コージーは、レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムと並ぶ二大ロックドラマーです(あくまでも私見ですよ😅)。彼は様々なバンドを渡り歩いていますが、私とコージーの出会いは第二期レインボーの名盤Rising(邦題「虹を翔る覇者 」なぜ⁇)。冒頭Tarot Womanのイントロ、幻想的シンセサイザーを突き破るように入って来るドラムスのカッコよさ!続くRun with the Wolfのエンディング、どうだこれでもか!というパワフルな連打。そしてB面(もはや死語‥)、Stargazer、A Light in the Blackという壮大なる記念碑的組曲。リッチーの唸るギターやオーケストラを向こうに回して一歩も引けを取らないスケールの大きなドラミングはコージーの真骨頂。リッチーのg、コージーのds、ロニーのvoはロック史上最強のユニットでしょう。その後もグラハム・ボネット(秀樹がカヴァーした「孤独のナイト・ゲームス」などで知ってる人は知っている😆)、マイケル・シェンカー・グループ(Armed and Ready、Cry for the Nations、Into the Arenaなど)などで素晴らしい演奏を聴かせてくれましたが、飲酒&携帯しながら運転&スピード出し過ぎにより分離帯に衝突して死を遂げました。実に勿体無い‥結論:飲酒運転、ながら運転、スピード出し過ぎ、全部ダメ!絶対! ※左上は私のコージー・パウエルプレイリストの一部です。気が向いた方は聴いてみて下さい。
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ねこたんぽ
写真(紫晃星の盆栽風。背丈8cm)とは何の脈絡もなく、唐突に、 評論シリーズNo.107「Gary Moore」🎸 というのも今日2月6日はアイルランドの生んだ名ギタリスト、ゲイリー・ムーアの命日なのです。2011年2月6日、まだ58歳の若さでした。彼を知らない人でも、ソチ五輪フィギュア、羽生結弦のショートプログラム(SP)使用曲「パリの散歩道」といえば思い浮かぶのではないでしょうか?彼の金メダルもこの曲とプログラムあってのことでした。 さて、ゲイリーは巧いし速いし、超一流のテクニックを持っているのですが、ロック/ブルース好き以外には知名度がイマイチ。私の考えでは、①大ヒットがない、②いろんなバンドを渡り歩き過ぎ、③あんまり上手くない(失礼!😆)のに歌いたがる(インストナンバーばっかりだったらどんなに良かったかと思っちゃいます)、④ミーハー受けする容貌とは言い難い(失言の連発、御容赦!💦)、こんなところが理由かな。 しかし確かなことが一つあります。ゲイリーはギターの「泣き」では最強クラスだということです。エレキギターの最大の良さはチョーキングとヴィヴラート、それにエフェクターを効果的に使うことで、泣き、タメを出せることだと私は思っているのですが、その点ゲイリーは達人なのです。哀愁が胸に迫り、ギター1本で涙を誘える、「泣けるギタリスト」なのですよ。音色の作り方は先日亡くなったジェフ・ベックに通じる巧さがありますが、泣きに関しては断然上を行っています。嘘だと思ったら、The Prophet(田中刑事君がSPで使いましたね)、Parisienne Walkways(パリの散歩道)、The Lonerを聴いてご覧なさい。じ〜〜んと来ますから😭 追記:かぶとさんに教わって聴いてみました、本田美奈子のThe Cross。これもゲイリー作なんですね〜。確かに泣きのギターが散りばめられています✨
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ねこたんぽ
今日はジミー・ペイジ🎸の誕生日。ということで、評論シリーズNo.106「Rhapsody of Fire」(長文ご注意🚨) GSのどなたか(忘れてしまって申し訳ありませ〜ん <(_ _)>)が勧めて下さって初めてRhapsody of Fireを聴いた時の衝撃。たまたまDawn of Victoryという曲だったのですが、「なんだコレ⁉︎もしかして究極⁇最高かよ⁇」みたいな一種の混乱が私の胸中を奔馬の如く駆け巡ったものです。イタリア🇮🇹のシンフォニックメタルバンドなのですが、方向性はまさしく北欧メロディックスピードメタルのそれで、私のツボにどハマり、速攻全部聴きました。というか、それ以来彼らの曲以外聴いていません。というか、聴けません。それぐらい究極かつ理想のロックサウンドです。クリアハイトーンで歌い上げる美しいメロディライン、一体感最高のコーラス、メカニカル&クラシカルなギターソロ、巧みな構成、それらが相まって生み出す疾走感や高揚感はこのバンドにしかないものです✨ ロックはここに到達すべく生まれたのだ! 彼らの音楽は①スピード違反劇的必殺ハードロック、 ②美メロ劇的必殺スローバラードの二つに大別できるでしょう。 ①Dawn of Victory、Emerald Sword、Holy Thunderforce、Rising from Tragic Flames、Raging Starfireなどをお聴き下さい。そこまで速くしなくても、というくらいの猛スピードでドラムスとギターが唸りを上げ、妻のようにハードなのが苦手の人は「え〜、ちょっと‥」となりかけたところでサビ、これが必殺!入り方の絶妙な間、エネルギッシュで壮大、かつノリ最高のコーラスで一気にハートを鷲掴む。「けしからん!狡いよ。巧過ぎる‥」となること必至。妻👩🏻もサビのところで笑いながら「これズルい!」とよく言っています🤣メロディも声も美しい上に構成がニクイ。普通サビでアップテンポするところ、むしろサビの方が遅い。「やられた感」半端ないです。Dawn of Victoryはアンセム/聖歌、Emerald Swordはチャント/応援歌として最高じゃないでしょうか?中毒性めちゃ高、注意⚠️ ②はSon of Pain、Shining Star、Magic Signs、Wings of Destiny、Lost in Cold Dreams、The Magic of the Wizards Dreamをお聴き下さい。ホントにイタリア🇮🇹ですか、フィンランド🇫🇮の間違いでは?と言いたくなるような冷たさ、透明感、哀愁に満ちた美し過ぎるメロディ。劇的な盛り上がり。沁みる〜。泣ける〜😭まさしく必殺_(┐「﹃゚。)__ 韓流ドラマの名場面とか、フィギュアスケートとかに是非使って欲しい⛸三原舞依ちゃん、友野一希君、宇野昌磨君、いかがですか? とりあえずアルバムを一枚聴いてみようと思われたら、Legendary Yearsがオススメです♪
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水名月
暑い時季にこそ、その美しさを発揮するイングリッシュローズ『レディ・エマ・ハミルトン』🌹✨ 満開に開ききる前の薔薇を見ていたら、ふとある方を思い出しました。 ここから少し長いです🙇 渡辺茂夫さんというヴァイオリニストをご存知でしょうか? ウィキペディアでは「少年時代に戦後復興期の日本で活躍したヴァイオリニスト。いわゆる伝説的な音楽的神童のひとり」と紹介されています。 7歳で最初のリサイタルをし、世界中の音楽家から絶賛され、14歳でアメリカのジュリアード音楽院に無試験入学が許可され、そのたった2年後に睡眠薬の大量服用による事故で脳障害を負ってしまった悲劇の天才と言われる方です。 私が渡辺茂夫さんの存在を知ったのは25年ほど前。 彼が15、6歳の頃に演奏したショパンの『夜想曲 第20番』を、テレビで偶然耳にしたのがきっかけです。 芸術に触れて鳥肌が立つという感覚を、私はその時に初めて味わいました。 陶酔するとか感動するとかそんな生易しいものではなく、心底ぞっとしたのを覚えています。 もちろん、渡辺茂夫さんの演奏を聴いて、誰もがそうなるわけではないと思います。 彼の持つ背景もさほど関係ないと思います。 強いて言えば、渡辺茂夫さんのヴァイオリンの音色が、たまたま私と波長が合った。それだけなのだと思います。 それでも、渡辺茂夫さんの奏でるヴァイオリンの音色は、鮮明に私の耳に脳に焼きつきました。 渡辺茂夫さんは、1999年8月15日に急性呼吸不全により永眠されました。享年58歳。 本当なら日本を代表する音楽家として世界中で称賛され活躍されるはずだった方でしたが、40年以上にわたる在宅療養を続けられ、叔父であり養父である渡辺季彦さんと二人で静かに暮らしておられました。 その家にひっそりと咲いていた薔薇の花。それを子供のように無邪気に嬉しそうに見つめる渡辺茂夫さんの笑顔。 テレビの画面越しに見たそれらが、四半世紀たった今でも忘れられません。 満開に開ききる前の、だからこその眩いばかりの輝き。 この薔薇を見ていたら、ふとそんな事を思いました。 久しぶりに渡辺茂夫さんの演奏を聴きたくなりました。
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210
ねこたんぽ
評論シリーズNo.104🎸【ディープ・パープルの3曲】 6/9はロックの日。私をロックに目覚めさせてくれたのは間違いなくディープ・パープル、というかギタリストのリッチー・ブラックモアでした。シンプルでキャッチーなリフ、当時としては目を見張るような超絶速弾きソロ、演歌・歌謡曲好きの少年はあっけに取られたものです。「何だこれ!カッコ良過ぎる‥!」。小遣いをせっせと貯めて初めて買ったLPがパープルのライブ盤でした。それからはもうハードロック一辺倒。レインボー、ツェッペリン、サバス、ジューダス‥「ハードロック以外音楽にあらず!」みたいな青臭いことを叫んでいたものです😂今でこそクラシックでもロックでも演歌でも良いものは良いという当たり前のことが分かるのですが、当時の私にはそれくらいパープルサウンドが魅力的だったのですね✨そんな思い入れあるバンドからベタに3曲語らせて下さい😁 🎸Child in Time 初期の名曲、というかほとんどパクリらしいです💧でも良いんです。ダークなムード、絹を裂くようなヴォーカル、ツェッペリンの「アキレス最後の戦い」に影響を与えた(に違いないと勝手に思っている)ダン、ダダダダッ、ダダダダッ、ダダダダッというキメのリズムから始まる長大かつソウルフルなギターソロ、大ブレイクを予感させるに十分な一曲。反戦歌であることも、大作であることも、曲調やヴォーカルも、全てがユーライア・ヒープのソールズベリーを思い出させますが、いずれ甲乙つけ難い味があります。 🎸Smoke on the Water 名曲揃いのアルバム「マシンヘッド」の中でもやはりコレ!当時のギターキッズは楽器店の試し弾きでこの曲かツェッペリンの「天国への階段」かどちらかのイントロを爪弾いたものです。CMや甲子園の応援でもしばしば使われるので誰でも聴いたことがあり、一度聴けば一生忘れられないフレーズでもあるでしょう。私が魅了されるのはイントロの構成。最初はギターだけ、次にドラムスが加わり、最後にベースが入ってくるまさにその瞬間!何度聴いてもゾクゾクするほどカッコイイ🤩 🎸Burn 後にホワイトスネイクを結成するデヴィッド・カヴァーデイルをヴォーカルに迎えて心機一転投入したのがこの名曲。タマホームのCMでお馴染みですよね。聴きどころはなんといってもバッハをモチーフにした、メカニカルでありながら甚だエモーショナルなリッチーのギターソロです。ソロに入る部分の絶妙な「引っ掛かり」、人間業ですかコレーッ!と驚愕させられた光速アルペジオ、心憎いタメ・モタレ・キメが生み出す抜群のドライブ感。これぞロックだ✊
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