前のpic続きです。

娘の成人式の前撮りの帰りに
公園にいって
写真を撮ってきました。


祖母が私のために作ってくれた着物。
大きな声で呼んでも
となりの家まで声も届かないような田舎から。

腰の曲がった祖母、
よっこらバスと電車を乗り継いで
着物屋さんまできてくれました。


いまも、忘れられない思い出です。


小さな頃から、
いつもわたしの味方になってくれて。

大嫌い！とわたしがいったときは。

大嫌いっていっても、
おばあちゃんはいつも味方で
大好きだからね。
って、いってくれました。


そんな祖母が昨年なくなりました。
自宅の布団の上で、
家族に見守られながらの大往生。


お医者様からもう長くないと宣告され、
あわてて祖母に逢いに行くと

認知が進んでるはずの祖母が
わたしの名前をよんで。
がんばれよ。がんばれよ。と、
手を握ってくれました。


そこにいた全員の名前をよんで声をかけて。
手を握ってくれました。

こんなにいい息子と娘がいて。
いい嫁がいて。孫がいて。
幸せだといって。

そのころは、水も飲めなかったのに。

もうちょっとだけ生きたいと、
飴を自分で口に運びました。


一瞬の奇跡でしょうか
わたしのことを
思い出してくれました


それから毎日、
住み慣れた場所で
鳥の声、風の音、雨や山の音をきいてすごし、

一週間後に祖母は息をひきとりました。


家族葬にするからと、
葬儀にはいけなかったけれど、
生きてる間にあえたこと、

泣いてしまって。
うまくいえなかったけど。

とりあえず、ありがとうを伝えらたこと。
本当によかったです。


週末は成人式

わたしが着て、妹たちがきた着物を
娘がきたい！といってくれて。

嬉しかったです。


長くなりました。
読んでくださって、
ありがとうございます。