【Deluxe TANIKU was not made in a day.
デラックスは一日にして成らず】
2020年1月1日より、発売のDeluxe TANIKUシリーズ。

レポーター：こちらがデラックス多肉シリーズを生育しているハウスですね。
これだけのデラックス多肉が集まると壮観ですね。栽培管理は、どのように行われていますか。
ビスタ：はい。今の時期は、遮光ネットによる照度環境の調整を行なっています。また変わりやすい天候に対応して、ハウスを開閉し、最大限通風を確保しています。日本の夏は、高温多湿です。
多肉植物の自生地の環境も高温なので多肉植物にとっては、暑さはむしろ歓迎されます。しかし、同時に多湿、湿度の高い環境は、苦手で鉢のなかで根腐れしてしまいます。水やりは、必要最小限として、特に気を使っています。
レポーター：わたしも夏にお星様にしてしまうことが多いです。

ビスタ：多肉植物は、本来乾燥に強い植物。春秋型(春秋生育型)の多肉植物は、夏に休眠や成長が緩慢になります。そのため、春秋生育型の多肉植物の水やりは、極度なスパルタ状態で絞ってあげると良いです。葉の表面がシワシワになるくらいまで、水をあげない。これは、知識に基づく、愛情です。
また水やりも少量で数回に分けて、様子を見ながらが安全です。
一度に大量に水をあげてしまうと、昼間の高温時に鉢の内部で水が高温化して、根腐れをしてしまうからです。
水やりは、涼しくなった夕方に少量。
レポーター：スパルタな愛情ですね。

ビスタ：デラックス多肉に仕立てあげるまでには、年数をかけて栽培しているためにさまざまなリスクがあります。
レポーター：ローマは一日にして成らずですね。
デラックス多肉の「多肉植物の完成形=多肉植物本来の姿」について、くわしく教えてください。
ビスタ：多肉植物の自生地の姿を日本で再現するというイメージでしょうか。
自生地の多肉植物の力強さ、形態の特徴がはっきりと浮かび上がるように。
これは園芸の基本ですが、最も単純にして難しい、大事なことなんです。

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