No.269
セリ
和名：芹
別名：水芹、芹菜、水英、楚葵
漢名：芹
セリ科セリ属

和名は、競り合うように繁殖するところから🎵

セリは、春の七草の一つです💕

子供の頃に田んぼの芹を摘んだものです🎵

ゴマ和え😋にしてもいいし、天ぷら😋にしても美味しいです💕

スーパーで売っているセリとは別物にしかみえないでしょうね😅

柳田国男に師事した民俗学者の和田文夫は、その著書『土の味』で、芹のことをこのように記しています🎵

「土の肌をじかにあらわしている裸？の田のくろ(畦)を踏むと、あかちゃけたちぢれっ毛を思わせるような、小さなセリが地肌へ、へばりついている。

そのへばりついている根元へ、使い古した草刈り鎌でよい、その鎌の先を田のくろへすっと突きさして手前へ少し引く、左手でセリのちぢれた葉っぱをつまむと、すっとセリがぬける。

ぱたぱたと土を払って、わきの手籠へ投げ入れる。(中略)。

セリ摘みは、あまり鎌の先を深く突きさしてもだめだ。浅すぎると葉っぱがばらばらになる。

慣れると深いも浅いもない、さっさと突きさしただけでいいんだ。

セリのシュン(一番の適期)は、春の彼岸あとさき(彼岸の前後)である。

彼岸が過ぎて、セリの葉のちぢれがなくなって、しゃきっと活気が出てきたら、それではもうおそい。こわっちく(固い)もなるし、アクが強くなってうまくもない。」

芹摘みは、和田先生がいうように、葉をバラバラにして摘んでは、台無しなのです💕

こひぬまも水田のあせにひく芹のねをあらはして袖ぬらしけり
民部卿為家 夫木和歌抄 巻28雑部十植物上