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キュービックフロストと
子うさぎたちのおはなし

••✼••┈✼••┈２┈••✼┈••✼••


子うさぎたちの心配顔に、もっと低い位置からよく見てみると。。。

あっ！
１番下のヒラヒラがもう１枚、いまにも取れそうになっているではありませんか。

子うさぎたちは、これを見つけて心配そうにしていたんですね。

「どうしよう、どんどんちいさくなっちゃうよ」

「そのうち、このラディッシュくらいになっちゃうのかな？」

それは困ります。

「でもこのヒラヒラは、いろがぜんぜんかわってないね」

「ほんとだ。それにプクプクしてる」

たしかにそうです。
この１枚はこれまで彼女が脱いでしまったものとは違い、色は綺麗な赤紫色のまま、ほとんどシワもありません。

そのとき、ニンジンを背負って１番近くで見ていた子うさぎが、びっくりしたように言いました。

「あっ！ ちがう、ちがうんだよ！」


••✼••┈つづく┈••✼••