ホウレンソウやコマツナなどは、成長が早いので１年に何度も栽培ができますよね。
しかし、同じ場所で栽培を続けてしまうと…
「連作障害」が起きて草丈は小さく、姿は弱々しくなり、枯れてしまいます😨

💡「連作障害」って？
特定の植物を、同じ場所で続けて栽培すると発生する生育障害のことです。
これは、前に栽培した植物の影響により、土壌中の栄養バランスが偏ったり、病害虫が発生しやすくなっていたりと、土壌の健康状態が悪化していることが原因です。
そのため、同じ場所でナス科、アブラナ科など、特定の植物を続けて栽培することは推奨されていません。

💡「連作障害」の対策
・輪作：続けて同じ科に属する植物を栽培しないで、他の植物を栽培します。
・土壌消毒：病原体や病害虫を減らし、植物が健全に育つ環境にします。太陽光で物理的に消毒する方法のほか、薬剤による消毒方法があります。
・緑肥の栽培：栽培後にクローバーやイネ科・マメ科の植物を育てて、土壌に留まりやすいリン酸などの余分な肥料成分を吸収させ、さらに有用微生物を増やすことで病原体を減少させる方法です。
　植物はそのまますき込んで、次作の肥料とすることができることから「緑肥」と呼ばれます。
・お休み期間の設定：土壌環境が回復するまで、畑を休ませます。（休耕）

他にも、連作で起こりやすい病害に耐性を持つ苗を採用する方法もあります🙌

プランターや鉢で栽培するときも、土を何度も使いまわしていると連作障害になることがあります。
以前よりも野菜の育ちが悪い、病気にかかりやすい…と感じたら、
上記の対策や、新品土壌との入れ替えを検討してみてくださいね。