十五夜
父の 誕生日
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明け方
夢を 見た
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玄関には
右と左が違う
運動靴が あった
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振り返り
「右と左が違うよ。」
と言うと
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テーブルの前に
座っていた父が
澄まして 答える
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「それでいいんだ。」
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もう一度
眺めた靴
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カラフルで
左右違う デザイン
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妙に可愛くて
笑ってしまった
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そうだね
「それでいいんだ。」
ね
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父は 秋田生まれ
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心地よくて
穏やかで幸せな
満月の夜は
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父 だった
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ラスト
「お誕生日 おめでとう」
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今までがあるからこそ
今がある・・・
様々な思いを
感じるままに
私の生き方として
綴ったブログを
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