こんばんは　

　読書の秋ですね、なんて言う暇もなく冬が来そうです
　
📖1980年代に日本訳が出版された古い本ですが、いまだに愛読書
　『大地の子エイラ』　
　　　···始原への旅立ち···　
　　　ジーン・アウル著　　
　
　全六部作の第一部です　　　　　
　　一部が一番、いいです！　

さて、舞台は三万年前氷河期ヨーロッパ、登場するのはネアンデルタール人とクロマニヨン人。考古学を背景に描かれる物語は厳しい自然の中で生き抜く原始の人々の暮らしが浮かびあがる力作です。

　狩り、採集、道具、言語、恋愛から宗教まで、あらゆる原始文明の萌芽は何度読んでもわくわくします。文字の無い時代からの膨大な経験や知恵が伝えられてきたことに今さらながら畏怖の念を抱きます。　
　
　主人公のエイラは薬草の知識に長けていて、薬草を使いこなし、ハーブを使った料理をしたり植物がたくさん出てきます。
　現代医学が確立される以前の長い長い間、人類はほとんどの薬効を植物由来に頼ってきたと思います。どの植物にどんな効能があるのか、そしてそれを子孫に伝えて、、、考えただけで気が遠くなりますね。

　
　長くなりました。　
　
胡桃をどうやって食べるのか、こんにゃく芋は、サフランは、ケシの実の麻薬作用は、そして、綿の実から衣服を作って、、人類が植物から受けてきた恩恵は限りないですね。そんな想像をかきたてかられる本です。

　ただし、、おすすめしてこの本を読んでくれた人は今までに一人しかいません💦

　自分に文才と知識があれば、縄文人と弥生人の出会いを書いてみたいなぁ、、誰か書いてください💓