世界遺産の建物や自然をモチーフに作製したものを紹介します。
(最初の鉢は、リメ鉢作り2で投稿したものです)
1.漆喰を使って立体感を表現/リメ鉢作り2
見本を印刷し縁を切り取って、薄いダンボールに型を取ります。
予め下塗りした鉢に、ダンボールの型を貼り付けて、漆喰(百均購入品)を塗って埋めます。
ダンボールの型を外して1日乾かし、表面整えます。
乾くと凸凹になりますので、ヤスリで削ったり、
漆喰風塗料を筆で載せて形を整え、もう1日乾かします。
建物の形に合わせて、凹凸を作っても良いでしょう。
印刷した見本を見ながら、色付けします。
屋根は何色か色を変えて少しづつ塗り、扉などは陰影を付けると良いでしょう。
道路や空を塗ます。
鉢のリムの部分は、漆喰塗料塗った後ヘラで軽く叩きながら、凹凸付けて1日乾かします。
次に、塗料を塗って乾かした後、研磨剤が付いた平らなスポンジで表面を削ると、尖った部分が削れて点々と漆喰塗料の白い部分が現れます。
鉢の裏側は、市販の転写シートに好みの風景を印刷し、貼り付けます。印刷時は画像を左右反転しないと、鉢に貼る時に左右逆になるので、注意が必要です。また、鉢に貼るシートは薄いので、鉢の丸い表面に上手く貼れるよう慎重にしましょう。
貼り付けたシートと周りが馴染むように、色や形を塗料で調整します。
鉢を外で使用する場合は、塗料の剥がれを防止するために、
クリア色のラッカーを全体に噴霧したり、クリアニスを塗ると良いでしょう。
イタリア アルベロベッロのトゥルッリの完成です。
2.ガラスペイントで透明感を表現
下塗りした鉢に、白いデコペン(百均で購入)で棚田の縁の部分を、見本となる写真を見ながらラインを引きます。
透明なガラスペイント(百均)は、下地の色と重なって色が変わりますので、鉢の下塗りは白っぽいほうが良いでしょう。
白のガラスペイントは、塗って乾いたら透明になますので、白くしたい場合は、白色の塗料を塗ります。
棚田の縁の部分は、茶系の色を塗ります。
結局、水が貯まる部分は、白色にしました。
見本を見ながら、青、緑、黄色のガラスペイントを流し込みます。色を合わせると、黄緑色など色を変えることができます。
ペイントの原液は濁っていて、乾くと透明になります。
また、ペイントは液状で柔らかく垂れますので、見える範囲の1/3か1/4ずつ塗るのが良いでしょう。少し乾かしてある程度固まるまで待つと良いでしょう。
鉢の裏側は地底の様子を描くことにしました。
ガラスペイントの青色で適当に縁のラインを描きました。
色に変化を持たせて、塗料を塗って行きます。
リムの部分は、黄色に緑色のガラスペイントを重ねて、変化を付けてみました。
中国 黄龍の五彩池の完成です。
3.樹脂粘土で建物の造形を表現
軽量樹脂粘土(百均)との接着を良くするために、予め漆喰風塗料を全体に塗って置きます。
薄いダンボールに建物の型を取り、鉢に取り付けます。
見本の写真を見ながら、ヘラや尖ったもので凹凸を付けます。
樹脂粘土は柔らかいので、形が整え易いですね。
表側を1日乾かした後、裏側も同様に型に樹脂粘土を埋めて、
形を整えます。
乾くと、端が浮いて隙間ができますので、漆喰風塗料で埋め、樹脂粘土の上にも薄っすら塗って、表面にザラツキ感を出します。
見本の写真を見ながら、色付けします。
明暗を付けることで、より立体的に描きます。
裏側も同様に色付けします。
空の部分も変化を付けて、建物を強調させます。
リムの部分は、濃い青色で引き締めました。
エジプトのピラミッドの完成です。
表側は、スフィンクスとカフラー王のピラミッド。
裏側は、三大ピラミッド(メイカウラー、カフラー、クフ)です。
4.漆喰風塗料で立体感を表現
漆喰風塗料のみで、前記1や3と同様に薄いダンボールの型に建物を作り上げます。
漆喰風塗料は、柔らかいので厚みは付けれませんが、乾いた後は削り易いです。
フランス西海岸の修道院モンシャンミシェルです。
表側は、朝明けを描きました。
裏側は、黄昏のモヤっている感じを描きました。
以上、4つの世界遺産を作品としました。
5.漆喰で型を取ってペイント
1と同じ手法ですが、ホームセンターで購入した練り漆喰を使いました。
固まると硬くなるので、固まる前にそこそこ形を整える必要があります。
ディズニーランドのシンデレラ城のモデルと言われるドイツのノイシュバンシュタイン城をモチーフにしました。
裏面は、1と同じく絵画風に加工した転写シートを貼り付けました。
古い鉢がいっぱいあるので
定年退職後の楽しみにします✌️💕