真柏の植え替えと、その植え替えた真柏を無謀にも池袋の清香園池袋店に持ち込んでアドバイス頂いた内容のまとめです。

秋雅展でうちにやって来た、貴風真柏くん1号。
鉢の土がどうにもカチカチなので、時期ではないとは思いつつも、植え替えにチャレンジしてみます。

サイズ的に良い鉢がなかったので、現在ホソバオキナゴケの栽培に使用してるこの鉢を使います。
白い部分は苔を活着させるために載せていたティッシュの残骸です。
少々汚く見えますし、植え直そう🤔

駄温鉢に引越ししたコケ達。
最初からこういう鉢にしとけば良かった。
サイズも小さいし、半年一年単位で放置するものなので、安い駄温鉢が良さそうですね。

今回の新兵器、針金切りです。
前の小さな針金切りバサミだと3ミリくらいの太い針金を切ると手が痛くなるほど力を入れないといけないので、これで太い針金を切ります。
まずは鉢を固定してる3本の針金を切ります。

針金切りのおかげで楽々切れました。
外してみるとやはり回り根がギッシリ。
これまた同時に購入した、根をほぐす熊手でガシガシほぐしていきます。

前の所有者の方のやり方が良かったのか、太い根は少ないです。
いくつかの太根をカットします。
あと、土中に埋まってる根をできれば表面に出して少しは根張りを出せたら良いなと思ったので、上根はできるだけ残します。
というかカッコよく張れそうな上根、あんまりなかった…

鉢底から針金で根を固定し、盆栽の用土をできるだけ密に詰めます。
さらに鉢を叩いて根と土のすき間に土が入るように促して、竹串で根元をサクサク刺し、さらに用土が入り込むようにします。
最後はコテで表面を押し込み整えます。
土の右側が不自然に盛り上がってるのは、幹が真っ直ぐすぎると感じたので、左に傾けた結果、右の根が少し飛び出し過ぎてしまったので苦肉の策です…
最初から計画して切っておけば良かったんですが、そこまでの計画性はないという…😵

最後にアラバシラガゴケをこんもり乗せて完成です。
すごいボリュームの苔を右の丘に乗せたので、余計に盛り上がりました。
丘が崩れないようにということと、表土を乾燥から守るという目的だったんですが、幹が短く見えるほどこんもりですね。
…まあ、わざとそうしたんだ、テクニックだ！という事にしておきましょう…😅

おまけ:その日の夜に…

植え替えしたその日の夜、池袋東武の屋上にある、清香園 池袋店さんにやって来ました。
清香園といえば盆栽の聖地埼玉県盆栽町の、五大盆栽園のひとつ、
盆栽教室が人気の盆栽園です。

12月にもなろうかという時期なので、寒風が吹いてます。
営業時間が8時までと、通常の盆栽園と違って遅いのでこんな無茶ができるというのも都市型盆栽園のメリットですね。


昼に植え替えた貴風真柏くん1号と、先日低ーく植え替えした小品真柏くん1号を持って来ています。
先週訪れた際に「自宅の盆栽を持って来てくれれば、パーソナルレッスンなりアドバイスしますよ」と頂きましたので、さっそくやって来た次第ですが、春から始めた我流のド素人盆栽を、プロ中のプロにみてもらおうというかなり無謀なチャレンジです。
まあ当たって砕けろで行ってみます😅

中の様子です。
テント張りの半野外の場所です。
どれも味わい深い、良い盆栽や盆栽素材が並んでいます。
この他にも、盆栽鉢、針金、用土、道具など多数揃っていて、困ったときはここに来ればなんでも揃う感じです。

さっそくウチの子を見てもらいます

まず貴風真柏くん1号から。
洗車用のバケツにちょうど収まったので、これで持って来ました。
一番聞きたかったことは、針金をかける前にそもそも目指す樹形を考えなければならないが、どうやって考えるかそのものがわからないことでした。

清香園の方曰く
「今日植え替えたばかりとのことですから、まずは春まで枯らさないようにして、葉をたくさん生やす、樹勢をつけることが大切です、針金は今はかけないほうがいいですね」とアドバイスいただきました。

なるほど…
枝がどう今後伸びていくか見ながら考えていくのが大切という事ですね。
確かに、将来の伸びるぶんも予測して計画できるのは達人なので、初心者にはまず樹に元気をつけさせる事に注力すべし。ですね。

将来の計画としては、
斜幹になってるので、それを伸ばす方法もあるとアドバイスいただきました😌

次に、小品真柏くん1号も見てもらいました。
これいいですね、とほめられましたのでテンションあがります😃✨
お世辞半分でも嬉しいですね。
これも頑張って冬が来せるように頑張ります。

ワンポイントアドバイスとしては、鉢の温度をいかに下げないかが大切とのこと。
葉っぱとか幹はいいんだ…目からウロコです。
魚とか運ぶ発泡スチロール箱、トロ箱で風よけ箱作りを計画してみます。

最後に、200年モノの赤松盆栽です。
お値段280万円ですが、1年1万円と考えると確かにそのくらいしてもおかしくないですね。

すごい迫力です。
荒々しい幹肌が赤松のものとは思えません。

高級品だけではなく、こういったちいさな盆栽も多数ありますので、お休みの日など池袋西口側、東武の屋上に見物に行かれてはいかがでしょうか。

今回の件ですっかり清香園さんのファンになってしまいました😊
今度は盆栽町の本店にもいってみたいと思います。