道理通らぬ世の中に敢えて挑戦する!!
頼りになる神出鬼没の足立区野郎Aチーム!!
助けを借りたい時は、いつでも言ってくれ!!
近年コロナ禍の影響により中止に追い込まれていた各所の花火大会は!この足立区が、東京で行われる大規模花火大会の先陣を切ることになる!!
それは実に4年ぶりとなる開催であった!!
荒川河川敷でわずか1時間の間におよそ15,000発の花火を打ち上られる足立区花火大会の有料観覧席は開催1か月前の時点で既に完売を記録し!その反響は相当なものであった!!
この情報をいち早くキャッチした花火大好き母・ふさ子から、間近ではないものの、ちょうど正面から観覧出来るという我がベランダの使用の命令が下されるのだった!
東向きのベランダは洗濯物干しは太陽光直撃の午前中勝負!!朝6時の段階でその気温は40℃以上を記録するため、ほんの数時間で瞬間的に乾かす事が可能な地獄の環境なのである。
花火大会観覧のため!まず遮る日除けを全て撤去する必要があった!
洗濯物の乾き加減をチェックし取り込み!さらに全ての日除けを撤去しスペースと視界は確保!!
さらに飲み食いができるようテーブルと椅子を設置し観覧席を作成!!
打ち上げ会場は正面!!!
視界良好!!!!!!
今ここに!貴賓席が完成したのであった!!
さらに扇風機を装備し、背後から高齢者の援護射撃をする優しさ設計!!
実は本日、当初朝からメダカ狩りに父・孝雄と行く約束をしていたのだが!
最近の猛暑傾向により熱中症を懸念された母・ふさ子によって孝雄の冒険は延期を余儀なくされる!!
この事により孝雄はしょげていたのだった!!
18時00分
父・孝雄、母・ふさ子が到着。
大会開始の19時20分まで時間があるためと猛暑の中歩いてきたため!絵に描いたようにダレる隊員達!!
そんな中!準備をしたお礼という事で、父・孝雄から激安でTシャツを売っているという巣鴨地蔵通りにある行きつけの店で!お値段298円という破格のTシャツをお土産として一枚買ってきてくれたのだった!
孝雄いわく!!
海外のチームなのか英語で何やら書いてあり、背番号がプリントされているという。
今、日本人選手の海外活躍が流行っている!ブームにちょうど良いとのことであった!!
Σ どこで着ればいい!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
19時10分
いよいよ足立区花火大会の開始まで10分を切り、準備万端で待つ孝雄とふさ子。
横に用意したテーブルにはスーパーで買ってきた寿司や焼き鳥、ノンアルコールビールにサラダが用意されていた。
始まる前に我慢出来ずに高速で食べ始める母・ふさ子!!
19時20分
足立区花火大会の開始
私はここで、古い漫画やドラマでしか聞いたことのない
『たまや〜』
の雄叫びを聞くことになったのだった!!
不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕する。俺たち、足立区野郎Aチーム!
次は!あなたの町に現れるかもしれない!!!