2023年6月20日初投稿
2024年6月 9日 再投稿
🆕「上質なローカルを高度なアナログで表す」当代沈壽官のお言葉(茶寮に記されています)。
タイトルは司馬遼太郎の書物名で、秀吉の朝鮮出兵の折、薩摩に拉致された朝鮮陶工達を描くものです。因みに平戸で栄えた三川内(みかわち)焼も、この朝鮮出兵がルーツと言われています。
美山の地が故郷の風景に似て、こちらを終の住処とし窯を拓くまでの苦難と栄光(月並みな表現ですみません)の歴史が、十四代沈壽官にフォーカスしながら綴られています。
窯で轆轤を回す陶工さん、気の遠くなるような彫りを入れる陶工さん、茶室やお庭、ギャラリーも見学できます。
お勧め奥ゆかしい併設カフェを再訪しました。
韓流ドラマでお馴染みの帽子が目印です
工房。こちらの玄関から、左右が硝子窓になっていて、作陶過程が覗けます。真剣そのものでシャッターは切れませんでした
左が工房、右に登窯、ギャラリー、茶室、カフェなどがあります
壊れた陶片だってアート
巨大な甕を左に折れると
芋虫みたいな登窯
高低差で温度の違いが出る窯。畏怖の念が湧き上がります
側面から出し入れをする仕組み
アップ。割れた陶片が板に引っ付いたままでした
怖々と覗きます。誰も出てこなかった
先は炭化している火搔き棒?かしらん
薪の並べ方もまたアート
かつてのお住まい。ハチスは韓国の国花
お茶室入り口。いい具合に雨がパラついてきました
降り出した雨。お庭に土の匂いが戻ります
お庭の鯉。上野の鯉とは別物。人影で静かに潜ってしまいます。奥ゆかしい
排水孔も陶製
飛び石もリユース
🆕沈壽官茶寮『美山』。
変わらぬ美しい佇まい
アップ
🆕こちらが去年と違うところ。魔除けの「石敢當(いしがんとう)」。知覧武家屋敷跡でも沢山見ることができました
見事な枝っぷりの梅。ここだけ雪をかぶったようです。ウメノキゴケかな
まさかビールの素?
🆕深みのある赤
🆕ブルーベリーは初お目見得。5円玉くらいの大きさでした
🆕半夏生。ひとり二役?三役?
🆕萩ではありません、駒繋ぎですと独り言
雨を含み美しい桔梗
🆕紙風船な蕾ちゃん
🆕ホラシノブ。降ったりやんだりの美山です
🆕この美しい暖簾をくぐりたくて訪れました
朝鮮家具と山紫陽花
🆕静謐な美しさです
薩摩焼
5㌢にも満たないイワヒバでしょうか、豆盆栽
🆕ランチのビビンバ
🆕お初のランチは美味しい😋肉味噌でお味を加減するので物足りなさはありません
🆕台湾デザート豆花とハトムギ、レモングラス、トウモロコシのひげ茶。浮腫みをとってくれるそうです。脱出したい水肥り
軽羹の元祖「高麗餅」です
梅雨時期のおまかせブレンドは、レモングラス、トウモロコシのひげ、もう1種類忘れました。からだが芯から温まりました
こちらも韓国の帽子をイメージしていらっしゃるとか。傘は硝子製で特注。かっこよくてかなり興奮しました
娘とお嫁ちゃんへのお土産
当代沈壽官、十五代の作品が飾られています
ひとつとして同じものはない甕
半分に割れたコ達も土手を彩ります
ベンチとテーブルにも甕
🆕苔玉も雨で生き返りました
陶工所を振り返りパチリ。紫陽花の左側に「故郷忘じがたく候」の石碑があります
🆕また来ます。おかえりなさいと言ってください
おまけ
🆕夜は花友さんとデート。川内のおしゃれカフェ『ワンツリーカフェ』で待ち合わせ。お花の話題ではなく老後と少子化で燃えました
フットワーク軽く
あちこちにお出かけで
いいですねえ~