※※この記録は終了しています※※
「四季咲きなんて贅沢は言わない。
梅雨に1回咲いてくれれば満足!」
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お花屋さんで育つ植物を聞いたら、
「…」
と言葉を失うぐらい難しい環境のベランダ。
「でも、アジサイを育てたい!」
霧島の恵みは四季咲きアジサイだけど、
「梅雨に1回咲かせること」
を目標に記録していきます。
【育て方について】
自己流で育てているので、間違った栽培方法かもしれません。
失敗も綴りますので育て方の参考というより
『素人の植物育成記録』
としてご覧いただけたら幸いです。
◆◆栽培環境◆◆
・明るい日陰のベランダ(マンション)
・南西向き(東からの日照ゼロ)
・午後に西日(直射日光)が入る時間
春 約1〜2時間
夏 約2〜3時間
秋 約1〜2時間
冬 約30分〜1時間
東日が一切入らないので植物が育ちづらい環境です。
雪は積もらない地域です。
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◆◆「霧島の恵み」を選んだ理由◆◆
「梅雨に1回咲いてくれれば満足」
そんな気持ちでお迎えしました。
ならわざわざ「四季咲き」を選ぶ必要が?と思われるかもしれません。
これには理由があります。
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我が家が日当たりが悪く、
アジサイにとっても過酷
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そんな環境だから、
「一度開花に失敗しても、
咲かせられるチャンスが多い」
四季咲きは魅力的でした。
以前からヤマアジサイを育てています。
アジサイは日陰のイメージがありますが、最低限日当たりがないと花が咲かず弱る植物です。
普通のアジサイより日陰に強いと言われるヤマアジサイでも、うちのベランダは過酷でした。
冬越しは出来たものの、春の寒戻りで花芽は全滅してしまいました。
もちろん葉芽も半分ほどダメに…。
▲昨年のヤマアジサイ様子
「寒戻り」が原因ではありますが、詳しい方に相談したところ、
「昨年秋の日当たりが足らず、株が弱かった」
と、教えてくださいました。
確かにご近所のアジサイよりも葉が出るのが遅くて、
“株に体力がなく寒戻りに耐えられなかった”
と考えると納得です。
落ち込んでたら、
「日陰でも東日(朝日)を当てれば花が咲くから頑張れ!」
と励ましてくださいましたが…
『うち東日がゼロなんですよっ(;_;)!!』
“アジサイは育たない環境”
と突きつけられているようなものです。
どうすればよいのやら…
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◆◆育ちづらいと突きつけられ考える◆◆
アジサイには2タイプありますよね。
・前年枝咲き(一般的なアジサイ)
・当年枝咲き(アナベル、四季咲き系など)
一般的にアジサイは「前年枝咲き」で、前年度に花芽が作られます。
私の育てていたものもそうです。
そのため、前年度に花芽が作られなかったり、冬越しできても何らかの原因でダメになるとその年は咲きません。
今回みたいに葉芽もダメになるとすべて新枝に更新されるので開花見込みは2年後。
■今年根本から新枝が展開
↓
■その枝から新しく葉芽
(当年新枝には花芽はつかないはず)
↓
■冬越し
↓
■1年後
昨年の新枝からの葉芽で枝が展開
↓
■そこから花芽が展開
↓
■冬越し
↓
■2年後
花芽がついていれば開花
と、強剪定したときみたいになってます。
だから翌年には咲かず(か、花数が減る)、翌々年に開花というように。
素人なので間違ってるかもですが、法則的に多分そうなはず(><)
間違いならゴメンナサイ。
▲公園のアナベル
1回の失敗でこんなことになるなんて…。
「日なた」でしか植物を育てたことがなかった素人の私にはお手上げ状態です(;_;)
「でも、アジサイを育てたい!!」
それで思いついたのが
「当年枝咲き」
のアジサイでした。
「当年枝咲き」は今年展開する枝に咲くので、四季咲きと呼ばれています。
「アナベル」
がその代表種ですね。
新枝に花芽が出来るので、寒戻りなどで1度失敗してもまだチャンスがあると思いました!
なら、うちのベランダでも挑戦出来るかも!
選んだのは
「霧島の恵み」です。
私が調べた四季咲きアジサイには
「アナベル」
「エンドレスサマー」
「安行」
がありましたが、どれも大きく育つ種類なようで、うちでは難しいですね…。
「アナベルコンパクト」も見たことありますが、販売店に日陰で育つか聞いたら、新品種だからか分からないとのことでした。
なんとなくアナベルは日当たりが好きなイメージなので、我がベランダにはリスキーな気もしましたし…。
それで私が知っている四季咲きで一番小型(多分普通のアジサイぐらい?)な「霧島の恵み」を選びました。
他の品種よりも手に入りやすかったのもあります。
※後日調べると
「ペニーマック」
「サマークラッシュ」
「レッツダンス リズミックブルー」
という品種の四季咲きもあるみたいです。
今後色んな種類が出てきそうですね。
前置きが長くなりましたが、
「四季咲きなんて贅沢言わない!
毎年1回咲いてくれたらそれ満足」
そんなスタンスで今年の様子を記録していきます。
◆◆育成記録◆◆
■2021.5月末『植え付け』
ホームセンターで株を購入。
蕾がついています。
色は分からず。
ブルーだったら嬉しいな。
育て方は、
「趣味の園芸 2021年6月号」
を参考にしました。
多少自己流が入いりますが、できる限り本に沿いながら育てます。
我が家では現在「有機肥料」の使用が難しいので「化成肥料」で代用します。
使ったのは、
・霧島の恵み 3号ポット
・プラ鉢 5号相当
・培養土
・赤玉土
・底石
その他、
・オルトラン
・化成肥料
です。
本に「ふた周り大きな鉢」とあったので5号にしたけれど、葉が大きいので6号でも良かった気もします。
底石は、
「排水口水切りネット」
に入れて使用しました。
土は
赤玉土7
培養土3
にしました。
植付けが完了し、しばらく様子見です。
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■2021.6.5 『蕾が大きくなる』
葉に隠れていた蕾が大きくなり始めました。
すっごく嬉しいです。
何色になるんだろ〜♪
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■2021.6.13『ガクが開く』
花びら(額)が開いてきました。
開花まであともう少しです。
頑張れ!
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■2021.6.23『色づき始め』
色づいてきました。
淡いブルーです。
嬉しくてたまりません。
完全開花まであと少し
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■2021.6.26『花が萎れる…』
見たら花が萎れていました…(;_;)
一瞬「水切れ」かなと思いましたが、土は湿っていて葉もピンピン元気なんです。
花をカットしてみたら、花のところが折れていました。
強風も吹いてないのになんでだろう?
この日、飼っていたメダカが天国へ旅立ったので「お花が教えてくれた?」のかと色々考えてしまいました。
一応花後?ということになるんでしょうか?
普通のアジサイは花後に
「2〜3節目上」
でカットしますよね。
なので、
「2節目の上」
でカットしました。
でもよく見ると
「2節目」からは新芽が展開してなくて、下の節からのほうが新芽が出ています。
日当たりや株のサイズ的にも年内に次が咲くことには期待していないので、新芽が出ているところ「4節目」で剪定し直しました。
好奇心が買ってしまい自己流になってしまってますね…。
次の花を咲かせたい場合は、基本どおりに切ったほうがいいんでしょうね。
購入時の札をみると2種類育て方があって、
「A.6月上旬までに地際から3cmのところでカット、週1で置き肥」
「B.春の花が終わったら花の下でカット、週1で液肥」
と、ありました。
うちの開花が遅くどちらも出来ませんでしたが、普通のアジサイと少し違うようですね。
来年参考にしてみます。
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■2021.6.29『頑張れつぼみ』
もう一方の蕾も開いてきました。
次は最後まで咲いてほしいです。
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■2021.7.7『ピンク?』
はじめのお花はブルーでしたが次はピンクのようです。
土によって変わると聞くけれど、同じ年のお花で色が違うって不思議です。
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■2022.1.13『やっと落葉?』
仕事が忙しくアプリを放置してました…。
久々のアジサイ。
こんなに寒いのに葉がまだ落ちきらなくて、手で取りました。
ずっとそのままにしてたけれど、風が強くてご近所さんのバルコニーに落ち葉が飛んでいってしまいそうだったからです。
春に何事もなく育ってくれたらいいな。
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■2022.4.10『つぼみ発見』
仕事が忙しく記録はサボり気味ですが、日々お花の観察はつづけています。
アジサイは無事に冬越しでき、スクスク育っています。
蕾を3つ見つけました!
この場所じゃ無理だと諦めていたので嬉しい。
霧島の恵みは四季咲きなので、ヤマアジサイより育てやすいのかも。
(でもいつかリベンジしたいヤマアジサイ)
私の住む地域は夏日になってきたので水切れ注意で育てます。
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■2022.19『スクスク成長中』
ぐんぐん伸びていっています。
お花が楽しみです。
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■2022.4.25『ハプニング』
枝を折ってしまいました。
ベランダがとても狭く、そこに洗濯物と植物があるので横切ったときに干してる洗濯物が植木鉢に落下してしまいました。
運悪く紫陽花に直撃し大切な枝が折れてしまいました。
急いで水につけてとりあえずお部屋に飾ることに。
折れた枝には蕾あるけれど水揚げが悪いから開花は難しいかな。
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■22.5.13『蕾』
蕾が大きくなってきました。何色になるかな?
楽しみ。
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■22.5.30『見頃』
淡いブルーになりました。
昨年より濃い目です。
涼しげです。
ちなみに折れた枝も咲きました。
数日前まで根っこが出ていたのですが、暑さで水揚げが悪くなってしまったので短くカットしました。
(なので、今は根っこなし)
鉢植えに比べお花は小さめ、ヤマアジサイぐらいです。
色は鉢植えより薄めで、水道水が中性だから紫です。
同じ株でもこんなに違うとは。
不思議ですね。
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■2022.11.26『お別れ、実家へ』
大切に育ててきた「霧島の恵み」
実家へ貰われることになりました。
なので、この記録は今回で完結です。
理由はスペース。
小さく育てようと思っていたのですが、愛情ゆえ育てているうちに可哀相になってきてしまったんです。
大きなお花や綺麗な葉っぱを見せてくれる度に
「もっと大きな鉢に植えてあげられたら、このアジサイも喜ぶんだろうな」
という想いが募るばかりで。
記録にあるとおりベランダが狭いため誤って開花前に枝を折ってしまったり、鉢が大きくできない故に夏場はすぐに土が乾燥してしまい無理をさせてしまうこともありました。
このスペースじゃ大きな鉢には植えられないから、ずっと窮屈な鉢のまま…。
お迎え時にネットで調べたときは「そこまで大きくならない」とあったけれど、実際は大きくなる品種のようです。
剪定や毎年の植え替えで小さく育てられるとは思うけれど、この子はのびのび育ってほしい。
お花が咲いていないときも、綺麗な葉っぱで癒やしてくれたアジサイ。
さよならは寂しいけれど実家で元気に育ってほしいです。
今まで本当にありがとう、アジサイさん。
◆◆まとめ◆◆
霧島の恵みは
「お花屋さんが絶句する環境の場所でも育てられる」
●東日ゼロの日陰でも花が咲いた
(ヤマアジサイは日照不足で枯れたけど、霧島の恵みは育つ)
●花房は比較的大きい(額(花弁)は通常のアジサイぐらい)
●四季咲きに咲かせるのは難しい
(日当たり不足か鉢が小さいかが理由だと思います)
アジサイは日陰に強いといいますが、東日(午前中に日光)が当たらないと花が咲きづらいと言われています。
ですが霧島の恵みは朝日が入らない日陰すぎるベランダでも育ちました。
あと、花が終わっても葉のグリーンが綺麗で癒やされます。
小さなスペースには向かないと思いますが、大切に育てたら元気に育ってくれる植物かと思います。
私のように植物を育てるのか得意でない方にもオススメの品種です。
この記録は完結です。
この記録に足をお運びくださった方々、最後まで読んでくださりありがとうございました。