寒くて庭いじりしてません。土作りとかすべきですが、その代わりに家の中で何かをやってます
昭和レトロ好きです
アンティークよりレトロ好きです。
単にお金ないのもありますが、修理して普通に使えますから、直して使って眺めて楽しめます。
振り子時計やミシンの鋳物の足、スピーカーにランプとか。
でストーブも。
アラジンストーブやニッセンゴールドフレーム。
ゴールドフレームはストーブでありながら、大型のランプと同じで20ワットほど。
以前は災害時の暖房、今はキャンプで人気があるみたい。
普段はアラジンストーブ使ってますが、
久しぶりにつかってみました。
なんとタンクから灯油が漏れています。
フローリングにしみ込んでしまった!
10年前に中古で買ったときにもヒビがあり漆の金継ぎで補修し使っていたけど、腐食がすすんでしまい、ヒビが拡大?
真鍮なんで、応力腐食割れは避けて通れません。
替タンクも売っていますがとてつもなく高い。
確か20年前は新品6マンぐらい売っていたのにオークションで18マン!中古でも4,5マン。タンクだけでも4マン。高い。
10年前に中古で2マンしなかったのに。
やはり直して使います。
で補修は半田で埋める方法が主流ですが、腕がないので汚く見苦しくなるので、新しいやり方を試して見ます。
バイクのタンク補修の方法を
タンクの補修
大まかな手順
タンク補修
1.分解
全てバラします
2.灯油残量確認ガラスの取り外し
タンクの灯油残量ケージのガラスをマイナスドライバーで爪を開いて外します
灯油残量ケージのフロートにシーラー(補修剤)が付かないようにするため
3.タンクの脱脂とヨゴレ落とし
マジックリンやオキシクリーン+お湯で脱脂と灯油の焦げ付きなどを取ります
4.タンク内サビ落とし
ゆすいで、リン酸の入ったクレのラストリムーバーでサビ取り 1000円ほど
お湯を注ぐとサビ取りが早まり、薄い酸化被膜はすぐさま金色に
(仏具磨きのニューテガールとかでも良いし、サンポールてのでも良いけど、クレが一番安全で安いかな、入手しづらいけど、ケーヨーデーツーにあった)
5.リン酸の中和
ラストリムーバーをペットボトルに移し、水でゆすぎ、すぐさまオキシクリーンで中和
(中和しないとすぐ錆びます)
(捨てずに残すのはこの後の磨きに使いますので)
6.洗浄と乾燥
オキシクリーンを捨てて、ゆすいでしばらく乾燥
7.水分除去
残った水分を完全に抜く為に、アルコールを投入(車の水抜き剤イソプロピルアルコール) 200円
火気厳禁
8.マスキング
シーラーが付かないように、給油口のマスキング、灯油残量ケージのフロートの固定
9.シーリング
バイクの燃料タンク補修用のタンクシーラーをいれて、タンク内に行き渡るようにゆっくりとタンクを動かします。
10.余分を排出
一通りシーラーが行き渡ったなら、余分を給油口からガラス瓶などに移します
シーラーは20リットルのタンクだと236cc
一缶いりますがストーブは3リットル。
2台処理しても2/3も余ったのでアラジンストーブ補修用に保管しときます。
これから4日、冬なら1週間は乾燥させないといけない
磨き
1.脱脂、ヨゴレ落とし
スチールウールにオキシクリーンをつけて、大まかなヨゴレを落とします
力込めてこすると小傷が付きますので加減して、細かなところは歯ブラシで
自分はハンドルーターにナイロンブラシをつけて、大きなサビを落とし、後の小傷消しが必要になりましたが、時間短縮にはなります、特に疲れない
2.酸化膜落とし
牛乳パックに残り置いたラストリムーバーを入れ、ハケに付けて、ストーブに塗りたくります。
すぐさま金色になり始め、サビている箇所はスチールウールで更に擦ります
3.水洗い
ラストリムーバーは早めに洗い流します。
また酸化し始めるのとスチールウールのカスも酸化し、真鍮に着いてそこだけピンクゴールドになってしまいます。
で、しばらくしたら洗剤で中和
4.磨き
乾いても、酸化してしまったり、水垢が着いてしまうので
ピカールを少しだけキッチンペーパーに付けて、磨きます。
根気です。
頑張るだけピカピカになります。
意地になってハンドルーター、フェルトバフと青棒で鏡面仕上げまでしました。
写真だと伝わらないかもしれませんが
漏れがない事を確認したら、タンクのヒビも金継ぎで化粧しようかと思います
まとめ
今は販売していないゴールドフレーム
捨てるには勿体ない。
少し手間かければ一生物。
芯も交換して
また輝き取り戻しました。
すでに30歳くらい。
今回の補修で10年は大丈夫かな。
でタンク1つの修理は使った分で計算すると1000円程度
サビ落としやシーラーも結構余っているので、仏具磨きとかアラジンストーブのリストアしようかしら。
早く暖かくならんかしら。
枯葉とか雑草なんとかせんといかんし。