タイトルどおりです。いちおう、やれるところまでやってみようと思います。
セオリーどおりでないこともやらかしたでしょうし、わりと適当だらけです。これをお手本にするなどと無謀なことはやめましょう。反面教師がせいぜいです。
30円×5苗、総額150円。ひとつかふたつ生き残ればそれで充分元がとれてしまうだけに、脱落やむなしということでゆるく見守ってください。
メンバー紹介
左:スイートアリッサム(紫)
中央:オレガノノートンズ
右:スイートアリッサム(紅)
すべてひとつ30円です。
わりとこういうヤケクソ価格で見切ることがしばしばある店舗ですし、年明けというタイミングもあり、ある程度予想はしていましたが、やはりどうかしてますね(歓喜)。
アリッサム(紫)。
葉っぱも紅葉してまして、カラーリーフとしての可能性も感じます。
スイートアリッサム(紅)。
こちらは紫よりも黄変葉が多いですね。
さてはて、どこまで頑張れるでしょうか。
オレガノ ノートンズ。
店頭では“オレガノ ノートンズ”としか書いてませんでしたが、Google先生に訊いてみたら“オレガノ ノートンズゴールド”という名前しか出てきませんね。これもそうだってことでいいのかしら。寡聞にして知りませんでしたが、オレガノ ケントビューティーの品種違いというやつなのでしょうか。
じつはケントビューティーも、過去にこの店舗で30円で見切られてましてね。(宿根草を30円なんかで売っていいの……?)勿論大喜びでガッツリ買いました。調子こいて5つか6つくらい買ったんじゃないかな。残暑厳しいおりに、なかなか植え場所が決まらずポット苗のまま放置されてしまった子をひとつ枯らしてしまいましたけれど(←ぉぃ)、それ以外はそれぞれの場所で30円ケント君たちも健闘しています。
こちらのノートンズさんも、今でこそ草姿は残念至極ですが、オレガノの強健さは証明済み。頑張っていただきましょう。
土づくり(※何の参考にもなりません)
当家では培養土は使っていません。
(強いて言うなら一度使ったあと微塵を除去・消毒し、土壌改良資材と元肥を混合した状態の再生土を土嚢袋に保管しているので、それが当家の培養土ポジションです)
というわけで、再生土どーん!
それから今回は真冬ということもあり、水管理を楽にするためと根っこの生長促進目的で水はけ重視にします。腐葉土バサーッ、鹿沼土細粒ばーん! もみがらくんたんとバーミキュライトとパーライトをどっかんどっかん、買ったはいいけど使いそびれてほったらかしだったゼオライト、これもいれちゃえザラザラザラ……。真冬だし元肥はひかえめにしようと思ってたけど、こんだけ色々入れたんならちょっと足しておこうかな。自家製ぼかし肥料もひとつかみ投入!
えっ、割合?
そんなの適当ですよ。やだなー、だから参考にならないって言ったじゃないですか、ハハハ。
サムネイル表示で下書き作成中は気づいてませんでしたが、指の影が写ってますやん!笑笑笑。まぁいっか。
よーくまぜたらこんな感じです。水はけ水もちのいい土ができました。
入れる土壌改良資材の種類や量は毎回微妙に違いますけど、オリカナガーデンで植えつけに使われる土のベースはだいたいこんなもんです。鉢の大きさや土の量、植物の種類によっても違いますが、今の季節なら水やりはだいたい5日~1週間に一度。ものによっては10日に一度で済みます。某園芸動画では、4日以上乾かない土は水はけが悪いのでよくないですよと指導されてましたけど、う、うちはこんなもんです……。5日で乾いたら早いなと思うレベル。ですがほとんどの植物が良好に生育してますし、何なら見切り苗で根っこがズタボロだった子も、時間はかかりましたが元気になってくれました。なので今回もきっと大丈夫だと思います。
植えつけ……の前に!?
さあ、いよいよ植えつけ!
根っこを育てないといけないので、グリーンの小さいスリット鉢を用意して、いざ! と株を手に取って驚愕。
何この、「さあ株分けして便利に使ってちょうだいよ!」と言わんばかりの3本植えは……。
…………。
ちょっと迷いましたが、株分け決行します。スイートアリッサムは根っこいじったらダメな植物だし、そうでなくても今は真冬。どう考えても素直にそのまま植えるのが正解です。
しかし、過保護にしてどうする? だってこれ30円ゾ? 枯らしたところでさほどの痛痒にもならんし、何より今回購入した見切り苗たちのゴールは、モリモリ大きく育てるというよりは、コンパクトに健全に育てて春の寄せ植えの名脇役になっていただく。というところです。なので、これでいいのだ! はんたいのさんせい!(ちょw 年齢バレるぞww)
スイートアリッサム植えつけ
案の定といえば案の定、株元グラッグラになってしまいました。ほらー、だから反面教師にしてねって言ったでしょー。
とりあえず、しばらくワリバシで仮支柱たてておきます。たしかNHKの園芸番組だったと思いますが、植えつけ直後は根っこを育てるのが何より大事、そのためには株元をグラグラさせないことが肝要なのだそうです。
いつまで仮支柱をしておくかについては予定は未定ですが、最低でも2週間、根っこが育って新芽がバンバンふいてきたら外しどきですかねぇ。そのころには春一番が吹きまくってたりしてw(その場合はまた臨機応変に対応します)
慎重に株分けして、根を切りすぎないように土を落として、それでも株にストレスかかりまくったはずなので徒長枝を落としたり花蕾を摘んだりしました。たぶん花がマトモに咲くのは、どんなに早くても2月になるでしょうね。
ふー、なんとかできた。
30円×2苗=6ポット
!?
紅もできました。
こっちは紫に比べてかなり新芽が少なかったので、紫ほどは切り戻してません。花蕾摘みが中心。徒長気味なとこもありますが、これ切ったら光合成マトモにできなくなるんと違うかと不安になるレベルだったので残しています。
そんなこんなで、紫と合わせて12ポット。30円アリッサムどころか、10円アリッサム(笑)。はて、何故こうなったのか。
オレガノ ノートンズ植えつけ
こ、これは、なかなかの難物ですぞ。
枯れ枝が込み合っている中にゼニゴケが貼りついています。
(撮影しようと思い立った時点である程度ゼニゴケ剥ぎをやってしまっていたので、画像ではあんまり無いじゃん? と思われそうですけど、実際は結構あちこちべったりひっついていました)
とりあえず、新芽が無くて死んでるっぽい枝をカットしつつ、新芽を傷つけないように気をつけながらゼニゴケをガリガリ剥ぎ取りました。
これ以上やると新芽や株にダメージいくなと判断したところで断念。水はけがよくなるように用土は調整したつもりですし、風通しよく乾かし気味に管理しながら、地獄スプレーや竹酢液を潅水していればいずれ撃退できるでしょう。以前にも長梅雨で多湿になった鉢にゼニゴケ発生したことがありますけど、上記のような管理でいつのまにかいなくなりました。だから今回も大丈夫、なんくるないさ〜。
ポットの中はこんな感じ。
流石、貫禄の見切り苗というやつで(何ソレ)、カッチカチに根が回っていました。
手指ではどうにもならなかったのでワリバシでガリガリ削りました。あんまりやりたくないんだよなぁ、痛々しいから。
でもまぁ、このままじゃ吸えるものも吸えなくなるのでしょうがない。ガリガリ、ガリガリ。
いろいろありましたが、なんとかノートンズさんもスリット鉢に移せました。
ほんとはアリッサムたちもスリット鉢に植える予定だったんだけどなぁ(爆)。
右にぴろーんと伸びた徒長枝は、切ろうかと思ったんですけど何となく気に入ったのでこのままにします。春に新芽がモサモサ出てきてくれたらこのぴろーんを切って挿し芽にしようかなぁ。
***
このあとは、後日比較用にポット苗ひとつひとつピンショット撮影したものを掲載して、今回の【準備編】は終了です。
続編は別トピックで【観察編】か何か、そういうタイトルで作る予定です。とか言って、真冬に激安見切り苗をセオリー無視で植えて、脱落者が出ないはずがない!w(しかも植えてすぐ寒波が来ますからね)
ひとつ残らず全滅しましたぁ! って結果にさえならなかったらあとはどうなってもすべて成功、そのつもりでまったりお世話してたまーにパチパチ経過を撮っていく予定です。続編を作るかどうかもそもそも未定ですが、もしお目に止まりましたら見に来てやってください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
それぞれの苗ピンショット、後日比較用。
紫A
紫B
紫C
紫D
紫E
紫F
紅A
紅B
紅C
紅D
紅E
紅F
オレガノ ノートンズ