藍を染めるのは藍建しないと濃い色にはならないのだけれど、生葉で優しい空色くらいには染めることが出来ます
草木染め、自然からいただく一期一会の色です
藍の2番刈りをしました
雨が多く泥はねがあるので葉っぱを摘んで洗います
葉っぱは1キロありました
3%の塩(30g)をふりかけ、両手で圧をかけながら揉み込みます
ここでミキサーを使う方法もありますが、専用に出来ないので、紫蘇を揉むように最初はやわらかく、徐々に揉み込みます
泡が濃い青緑色になったら絹はこれで染まります
手袋も青くなってますよね〜
手紡ぎの木綿糸を染めるので、アルカリ発酵をさせます
石灰70g.水を900ml程入れ表面にラップを張って液が空気に触れないようにして、1時間程置きます
ホントはハイドロをここで足すと全体が黄色味をおびて色も濃く出るのだけど、美濃縞伝承会では江戸時代の染め織りにこだわるので、ハイドロは使いません
目の細かい洗濯ネットを使って染め液を濾します
染め液の中に葉っぱが入っていると染めムラの原因にもなります
洗濯ネットだったらチャックで閉じれるので使い勝手がいいです👍
糸が十分浸かるようお水を足して染め液を増やします
いよいよ染色✨✨✨
あらかじめ水に浸しておいた糸を染液に浸け、中でやさしく揉んだり揺らしたり、出したり浸したりしながら繰り返し染めます
1回目
空気にさらして繊維の中の色素を酸化させます
この時ハイドロが入った液だと、黄色味をおびたものが、空気に触れるときれいなブルーに変化するのでとてもワクワク💓します
2回目
洗濯ネットに分けておいた藍の葉を揉んだ物もそのまま染液に戻して中で揉んであげると、また染料が出るので更に濃くなります
ホントはお天気の良い日に風に当てながらやった方が酸化が早く進むのでいいんだけど、今日は夜なべ仕事です😅
藍建すると、藍の華と呼ばれる泡がたつのですが、なんかそれっぽい泡が出てるよ
ツヤもあるしね
本職の方が読んだら何を言ってるか‼️ってなりそうですが…💦
何度か繰り返して、もう色が変わらないと思った所で終了
乾燥させると色は薄くなるから、最大限濃くしてみました
納得したところで、今度は何度も水にさらして葉緑素の緑色を洗い落とします
日陰で干して完成です
昨日は夜中の作業だったので室内で除湿機をかけて乾かしました
生成りが無染色
今回の生葉染めが下
上の紺色は昨年、美濃縞伝承会の研修旅行で紺喜さんという紺屋さんに行って染めたもの
生葉染めでいい色がでたね💓
出来上がり💕
10綛出来たので、次回の作品に使います
縞組み考えるの楽しみ〜
見せていただいて感激です!
やがて、どんな作品になるのか、とても楽しみです!
昨年、庭で藍を育てて生葉染めをして自己満足にひたっていましたが!
今年も藍は育てていますので、参考にさせていただいて、染めをしたいと思います。