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春から夏にかける山野や海岸で、絨毯のように一面に鮮やかに咲いた黄色い花と緑のとのコントラストが美しい景色を目にすることがあります。ミヤコグサという小さい黄色い花は、近づいてみると、つるんとした質感でとても綺麗な形をしています。
ここでは、ミヤコグサの特徴や名前の由来、ミヤコグサに似た花などをまとめています。ぜひ、参考にしてください。
ミヤコグサは、マメ科・ミヤコグサ属の多年草です。日本全土のさまざまな環境のやせ地に強く、育ちやすいので、緑化やグランドカバーとして利用されることもあります。
古くから漢方薬としても使われており、全草は薬草酒にして疲労回復のために飲まれ、花には鎮静作用があり皮膚の炎症を抑えると言われています。
ミヤコグサの名前は、昔の京の都(もしくは奈良)に多く自生していたことから付けられたという説があります。また、漢名の百脈根(ひゃくみゃくこん)から転訛(てんか)してミヤコグサと呼ぶようになったという説もあります。別名の烏帽子草(えぼしぐさ)は、花の形が烏帽子のような姿をしていることに由来します。
開花時期は4月~7月で、1cm~1.5cmの小さな蝶型の花を咲かせます。1つの花茎に1~3輪の花を付けます。葉は5枚の小葉がまとまっている奇数羽状複葉で、茎の先に3枚の複葉と茎の付け根に2枚でています。冬になると葉は枯れますが、春になるとまた芽吹きだします。
茎は根元から枝分かれし、地面からやや斜めに立ち上がりながら地面を這うように伸び、長さは5cm~40cmになります。花が終わった後、2cm~3cmの細長い種をつけ、果実が熟したら黒くなり種が飛び散ります。
ミヤコグサに似た花の代表例は次の通りです。
セイヨウミヤコグサとは、マメ科・ミヤコグサ属の多年草のことです。花はミヤコグサに似ていますが、花の数がミヤコグサは1~3個であるのに対して、セイヨウミヤコグサは3~7個と多いです。茎の長さは10cm~50cmになります。長い直根があり、やや地面を這うように伸びるか、やや斜めに立つように伸びます。開花時期は、4月〜10月です。
ネビキミヤコグサとは、マメ科・ミヤコグサ属の多年草のことです。花の数は5個~10個、時には10個以上の花を咲かせます。茎を折ると中が空洞になっています。茎は縦に伸び、長さは30cm~100cmになります。開花時期は、5月~9月です。
シロバナミヤコグサとは、マメ科・ミヤコグサ属の多年草のことです。海岸の砂浜などに自生していて、花はミヤコグサと同じ蝶形花ですが、色が白色や薄紅色で花数は4個~5個と少し多いです。開花時期は、3月~4月です。
ウマゴヤシとは、マメ科・ウマゴヤシ属の1・2年草のことです。総状花序に黄色い小さな花を4個~8個付けます。葉は、3小葉でクローバに似ています。開花時期は、3月~5月です。
ミヤコグサは、日当たりの良い場所を好みます。ただし、土壌は特に選ばどんなものでもよく育ちます。地植えの場合、根付いたら水やりの必要はありません。鉢植えの場合、土の表面が乾いていたら水をたっぷりあげましょう。
ミヤコグサの花言葉は、「また逢う日まで」「気まぐれな心」です。
花言葉の由来としては、「都を去る人が都を離れる寂しさを、ミヤコグサに重ねた」などがありますが、はっきりとはわかっていません。また、「復讐」「恨みを晴らす」など印象の悪い花言葉もあります。
今回は、ミヤコグサについてご紹介してきました。花が咲く頃になると、ミヤコグサは黄色い花をたくさん群生させとても綺麗です。私たちの身近にある植物なので、目にしたら写真を撮ってみたり、似た花との違いを探してみたり、ミヤコグサの観察を楽しんでみましょう。

GreenSnap編集部