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日本のお庭や空き地、道端などあちこちで見かけることがあるドクダミは古くから体によい植物として利用されてきましたが、効果効能は具体的にどんなものがあるのでしょうか。
このページでは、ドクダミの効果効能についてまとめています。
ドクダミはドクダミ科ドクダミ属の植物で、日本各地の空き地や道端で見かけます。湿った場所、日陰を好み、独特のニオイがあります。
古くから体によい植物として利用されてきた植物です。
5月から8月がドクダミの花期で白い花を咲かせます。白く4枚花弁に見える部分は、総苞片でこちらは正確には花弁ではありません。中央には円柱状に花が密集しています。
ドクダミは体によく、効果効能があると言われています。まずドクダミに含まれる成分の代表的なものとして、次の3つが挙げられます。
ドクダミに含まれるクエルシトリンは利尿作用があるとされていますので、デトックス効果が期待できます。さらに便を柔らかくする作用があるため便秘がちな方に向いています。代謝を高めることもできますので、ダイエットにも効果的です。
デカノイルアセトアルデヒドは殺菌作用があります。ドクダミ特有のニオイのもとになる成分で、肌につけることで殺菌になるため、ニキビ改善が期待されます。このことからドクダミを化粧水として利用する方がいます。
また市販されている化粧水にドクダミが入っていることもあります。
ケルセチンには、フラボノイドが含まれていて、こちらは抗酸化作用があります。アンチエイジング効果が期待できます。
ドクダミには嬉しい効果ではなく、副作用と呼ばれるものもあります。
ドクダミを利用する際は、ドクダミ茶で楽しむことが多いですが、一度に大量に飲みすぎると、下痢や高カリウム血症になることがあります。腎機能が弱っている方や元々お腹が弱い方には不向きです。
適量飲む分には問題ありませんが、多すぎるものは摂取過多になりますので、注意をしてください。
ドクダミの使い方はドクダミ茶、化粧水が挙げられます。
ドクダミ茶はまずドクダミを収穫するところからはじめます。収穫では葉だけを取るのではなく、株ごと(花がついた状態)でごっそり取って問題ありません。
お庭に雑草としてたくさん繁殖したときに、雑草とりの感覚で行うとよいですよ。ドクダミを陰干しして乾燥させたあと、ライパンで炒ります。密閉できる缶や瓶などに乾燥したドクダミを入れ、保管して、必要なときに煎じて飲みましょう。
化粧水の作り方は途中まではドクダミ茶と同じです。まず乾燥させるところまで行ってください。必要なものは焼酎(度数30度ほどのもの)、グリセリンです。
ドクダミを焼酎に浸して、大きな密閉できる容器に入れて、暗いところで1ヶ月ほど保管してください。キッチンペーパーなどでこして、葉を取り除き液体のみにします。茶色く濁った水がでてきますので、これをスプレーボトルなどに入れて化粧水として使います。
ドクダミは繁殖力が強いため、雑草として扱われますが、体や肌にいいので、お茶や化粧水を作って利用してみませんか。公園のドクダミを勝手に採取するのは、トラブルにも繋がりますので、自宅のお庭に生えているものを利用することをおすすめします。
GreenSnap編集部