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トマトの葉っぱに白い粉のようなものがついていることがあれば、うどんこ病かもしれません。うどんこ病は乾燥した時期に発生しやすく、放っておくとトマトが弱り、最悪の場合は枯れてしまいます。早期発見・早期対処が大切です。
今回は、トマトにうどんこ病が発生した場合の治療・対処方法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
トマトのうどんこ病は、その名の通り、トマトの葉の表面にうどん粉を振りかけたような白いカビが発生する病気です。うどんこ病にかかると、トマトの葉が緑色〜黄色に変色したり、ひどくなれば茎や蕾・果実など、株全体に症状が出ることがあります。
白いカビが株全体を覆ってしまうと、光合成ができなくなり、実がならなくなったり、枯れてしまうなど大きな被害を与えてしまいます。
露地栽培の場合は大きな被害になることは少ないとされていますが、ハウスなどで育てている場合は被害が広がり、下葉が枯れ切ったり、広範囲に被害が広がることがあります。
トマトにうどんこ病が確認された場合は、被害が広がる前に処分しましょう。うどんこ病には、即効性のある薬がないので、そのまま放置しているとどんどん広がってしまいます。
収穫できるトマトの味が落ちてしまったり、他の株にもうどんこ病が広がってしまうので、気をつけてくださいね。
農薬に抵抗がある場合は、お酢や重曹などで対応することができます。重曹はアルカリ成分でできているので、うどんこ病の原因であるカビを減らすことが可能です。市販の重曹を薄めて使用してください。
スーパーなどで販売されている食用のお酢を20倍に薄めて吹きかけることで、カビを減らすことができます。
「やさお酢」などの商品ならそのまま使うことができて便利ですよ。
石灰を土にまくことで、うどんこ病の原因であるカビを減らせます。土壌改善にもなりますので、試してみてください。
トマトのうどんこ病の対策方法は、できるだけ通気性の良い場所で栽培し、水分や肥料を適切に与えて健康に育てることです。
土壌に窒素分が多かったり、カリウムが不足しているとかかりやすくなるので、肥料の成分にも気をつけましょう。葉が茂りすぎると通気性が悪くなるので、定期的に剪定をしてくださいね。
また、事前に農薬を使用することで予防できます。
うどんこ病の症状が進んでいる場合は、殺菌剤を使うのも効果的です。農薬には様々な種類があるので、必ずラベルをみて確認しましょう。
トマトのうどんこ病が発生する原因は、土の中に潜んでいる糸状菌というカビが原因で発生します。糸状菌が風で飛散することで感染します。
また、多湿・風通しの悪い場所で発生します。
トマトのうどんこ病が発生する時期は、5〜11月です。カビは湿気が多い時期に発生するイメージですが、うどんこ病は湿度が低く乾燥した場所でも発生します。
空梅雨の時期や、昼夜の温度差が大きい状態になると、うどんこ病が発生しやすくなるので注意が必要です。また、トマトが真夏の収穫の旬をすぎて、株の体力が落ちてくる時期に、うどんこ病にかかりやすくなります。
せっかくトマトを育てるなら、収穫まで元気に育てたいものですよね。ですが、野菜を育てていると、どうしても病気にかかってしまうことはあります。トマトに白っぽい粉がついていたらうどんこ病が疑われるので、放置せずにすぐに対処をしてくださいね!
七尾びび
GreenSnap編集部