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ティランジアはエアプランツの一種で、通称「チランジア」と言い、葉が細く下向きに垂れ下がるのが特徴です。西インド諸島の砂漠、アマゾンの熱帯雨林、アンデス山脈など様々なところで自生するティランジアの育て方についてご紹介します。
土の要らない植物のエアプランツであるからといって水を与えなくていいということではありません。ティランジアには銀葉種と緑葉種があり、それぞれで与え方が異なります。銀葉種の場合、2〜3日に一度霧吹きし、半月に一度程度に数時間かけて植物全体に水につけて吸収させる作業を行います。緑葉種の場合、基本的には3〜4日に一度水を注ぐだけで発育します。
銀葉種は高温にやや弱くはありますが、夏場は遮光したり日陰に置くなどし、冬は最低気温が5度以上を維持していれば問題なく育ちます。しかし緑葉種は、寒さに耐えられない植物が多く、最低気温は10度以上を保つようにしましょう。
夏の直射日光と蒸し暑さが重なれば、ティランジアは蒸れてしまい、枯らすことにつながります。銀葉種では、強い日照を好むので30〜50%程度の遮光が目安です。緑葉種は、反対に強い日照を好まないので50〜70%の遮光のある場所を選びましょう。
最近話題となっているエアプランツの「ティランジア」の育て方についてご紹介しました。土壌の要らない植物だからといって侮っていると枯らしてしまうかもしれません。育て方をまず知ることで枯らすことなく維持できると思います。この記事を参考にして可憐なティランジアを育ててみましょう。
※トップ画像はPhoto by atq0701さん@GreenSnap
徳原鉄二