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せっかく買った観葉植物なのに葉っぱの色が茶色く変わったなど、葉っぱが落ちてしまったなどのトラブルが起こったことはありませんか?
このページでは観葉植物の葉っぱに生じるトラブルについて記載しています。どんな原因で葉っぱにトラブルが起こるのか、対処法なども紹介しているので、ぜひご参照ください。
観葉植物は育て方や環境によっては、葉っぱが茶色くなったり、白い斑点がでたり、枯れてしまったりするトラブルが起きることがあります。
葉っぱのトラブルは観葉植物が最初にだすSOSです。葉っぱの状態をみて、不調の原因を探り、早めに対策・対処することで、枯らすことなく育てられますよ。
根詰まりをしていると、観葉植物の葉っぱが茶色っぽく変色することもあります。根詰まりをそのまま放置すると、土の栄養をしっかりと吸収できなくなり、うまく葉緑体がつくりだせなくなるためです。
根腐れした場合は、一度掘り上げて根の整理をし、新しい土に植え替えしましょう。
直射日光にあたるような場所で長時間観葉植物を育てていると、葉っぱが日焼けして茶色く退色したような色に変色します。
こういうときは葉焼けした葉っぱは切り取って、明るい日陰程度の場所に移動させましょう。
観葉植物に肥料を与えるとき、時期や量を誤ってしまうと、過剰に養分を吸収してしまい、いわば養分のパンク状態となって逆に弱ってしまい変色する可能性があります。
肥料過多の場合は、鉢植えなら水やりのときの水の量をふやして、栄養分を押し流すようにしましょう。
観葉植物のみならず、植物は根から水分を吸収して、体全体に巡らせて葉から水蒸気として排出する蒸散作用をおこなっています。
しかし、根詰まりを起こしてしまうと、うまく蒸散作用が働かずに株全体が弱り、植物を緑たらしめている葉緑素の活動が衰えたり、数が減少して葉が茶色や黄色に変色することがあります。
鉢の底穴から根が見えたり、表土から根が見える場合は、根詰まりを起こしているので、植え替えをしましょう。
観葉植物に害虫のハダニが発生していると、ハダニに養分を吸汁されてしまい、葉緑体が壊されたりうまく光合成できずに茶色、もしくは黄色っぽく変色することがあります。
ハダニが発生したら薬剤で駆除するか、テープなどを使って除去しましょう。
ハダニは葉の表や裏に発生し、口の針で葉に穴をあけて吸汁する害虫です。葉っぱに白、もしくは茶褐色の斑点がある場合は、ハダニが汁を吸った傷跡であり、ハダニが発生している可能性があります。
カイガラムシは吸汁害虫のひとつで、体長1〜10mmほどの害虫です。体表をロウ状の分泌液でおおって葉っぱに付着しているので、観葉植物の葉っぱに白いかさぶたのような斑点がある場合は、カイガラムシの可能性が高いでしょう。
カイガラムシは薬剤をつかうか、ブラシなどでこそげとって駆除しましょう。
たんそ病は観葉植物がかかりやすい病気のひとつで、かかってしまうと葉っぱに褐色の斑点が浮かんできます。斑点の周囲は濃褐色で、枯れた部分は灰色になるのが特徴です。
たんそ病は通気性の悪い状態のときに発生しやすくなるので、薬剤をまいて殺菌したら、剪定をして風通しよく管理しましょう。
褐斑病も観葉植物がかかりやすい病気で、葉っぱの表面に茶色い斑点がいくつもひろがり、次第に枯れてしまう病気です。
褐斑病も同じく通気性が悪い状態で発生しやすくなります。殺菌や剪定にくわえ、場合によっては水捌けのいい用土へ植え替えしましょう。
葉が茂りすぎて株の風通しが悪くなると、過剰に株の内部が蒸れてカビが発生したり生育が鈍ることがあります。このような状態になると植物は少なくなった体力で賄おうとするため、生命維持に余分な葉っぱを落としてしまうのです。
風通しのいい場所に移すか、剪定をして株の向こう側が透けて見えるくらいまで葉を切り落としましょう。
観葉植物が根腐れしてしまうと、根から養分や水分、酸素をうまく吸収できず、ダメージが蓄積していきます。症状が進むとやがて体力不足により葉っぱを落としてしまいます。
根腐れした場合は、掘り起こして茶色く腐った根を切り取り、新しい用土へと植え替えしてください。
日当たりを好む観葉植物を日陰で管理している場合、生命維持に必要な養分を光合成でつくれなくなってしまいます。そうなると必要最低限の規模で生き抜こうと、観葉植物は自らの葉っぱを落としてしまうのです。
日照不足の場合は、日陰から明るい日陰へ、明るい日陰から直射日光を避けた日向へと、徐々に植物を慣れさせながら移動させましょう。
観葉植物の葉の変色はトラブルのサインです。土が乾燥していれば水切れ、鉢を交換していなければ根詰まりなど、しっかりと点検すると原因がわかりますよ。それに応じた対処法をして観葉植物をまた元気にしてあげてくださいね。
GreenSnap編集部