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カランコエはたくさんの種類・品種がある多肉植物で、肉厚の葉や明るい花色が特徴です。個性的な形や特徴がある品種が多いので、色々なカランコエを観賞しても飽きることはありません。
それでは、多肉植物初心者にもおすすめのカランコエの品種や特徴などについて詳しくご紹介していきます。
カランコエは、アフリカや中東、そしてアジアを中心に自生する多肉植物です。ベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属(カランコエ属)に分類され、和名では「リュウキュウベンケイ(琉球弁慶)」などと呼ばれています。
花色は赤色やピンク色、そして白色や黄色など実に豊富で、開花時期は品種によって異なりますが、主に11月~6月頃です。
カランコエは短日植物であり、日照時間が12時間以内であれば開花する特徴があります。そのため、日が暮れる時間が早くなる秋以降の時期に花が咲きます。
カランコエは耐暑性に優れており、乾燥にも強いため、真夏は屋外に出しておけば元気に育ちます。ただし耐寒性はやや弱く、最低気温が10度以下の環境ではあまり生育が良くないため、冬の時期は室内の明るい場所で保管するようにしましょう。
カランコエの品種は、アフリカ南部や東部、アラビア半島、そして東アジアや東南アジアを中心に約110の原種があり、園芸品種を含めると約200種類以上にも及びます。
また、今回は数あるカランコエを下記のように3つのタイプに大きく分類してご紹介します。
カランコエの中でも代表的な品種で、一般的にカランコエと言うとこの品種のことを指します。多肉植物というよりは草花に近いルックスです。
赤色やピンク色など花径1cm程度の花を沢山咲かせ、一重咲き、八重咲き、そしてバラ咲きなどの咲き方があります。原産地はマダガスカルで、「ベニベンケイ(紅弁慶)」という和名を持ちます。
カランコエ・ウェンディは、ブロスフェルディアナと同様にカランコエの中でも代表的な品種で、オランダで誕生しました。
花の見頃は3月~5月頃で、釣鐘型で濃赤紫色の花が下向きに咲きます。花の先は黄色のフリルのような縁で、可愛らしいです。
カランコエ・テッサはオランダで開発された園芸用品種で、開花時期は3月~5月頃です。草丈は30cm程度で、花径約2cmの釣り鐘型でオレンジ色の花が枝垂れるように数多く咲きます。
カランコエ・パリはカランコエ属の多肉植物の中でも数多くの花色を持ち、バラのように咲く八重咲きの品種です。「クイーンローズ」という商品名でも流通していて、その名の通り豪華な印象の花姿です。草丈は20cm程度で、園芸植物だけでなくプレゼントとしても最適です!
月兎耳は細かな白い毛に覆われた兎の耳のような葉姿が特徴のカランコエで、「うさぎの耳」という商品名で流通していることも多い多肉植物です。
月兎耳は個体変種が多く、葉の表面にクリーム色の斑点模様が入っている品種などもあります。丈夫なので、初心者の方でも育てやすいです。
黒兎耳は月兎耳よりも葉の輪郭が黒っぽくなるカランコエです。たんに「黒耳」と呼ばれることもあります。月兎耳から変化した品種で、どんどん増えるにしたがって色が濃くなったり薄くなったいという変化もあるようです。
福兎耳は月兎耳よりも葉に厚みがあり、小さく育つカランコエです。福耳のような葉の形からこの名前がつきました。葉の先端がオレンジ〜淡い茶色に染まるのが愛らしく、最近人気が高まっています。
テディベアは葉全体が茶色っぽく、なおかつ福兎耳並に葉に厚みがあるカランコエです。うさぎの耳というよりもころっとしたフォルムがまさにテディベアのようでかわいらしい品種です。
マダガスカルや小笠原諸島など温暖な気候の地域に生息し、名前のごとく繁殖力が強いので簡単に増やせます。葉の縁に小株が付いていることが特徴で、「胡蝶の舞」と「シコロ弁慶」の交配種なので丈夫で育てやすいです。
とはいえ、湿気に弱いため、梅雨の時期は風通しの良い環境で育てるようにしましょう。
まるで鳥が羽を広げて飛んでいるかのような葉姿で、「子宝弁慶草」と「キンチョウ(錦蝶)」の交配種です。葉の縁に付いている小株は、大きくなると自然に落ちて繁殖します。開花時期になると小さなベル型の赤い花が沢山咲き、豪華な印象です。
葉の表面に白っぽい粉が付いていて、花よりも葉の観賞を楽しむ品種とされています。別名「白銀の舞」とも呼ばれ、草丈は約15cm~20cmです。1月~2月頃に花径1cm程度のピンク色の可愛らしい花を咲かせます。
ギザギザした葉の縁が特徴の品種で、開花時期になると中心から茎を伸ばしてベル型の赤い花を沢山咲かせます。この時期には葉全体がピンク色や赤色に紅葉し、とても綺麗です。
カランコエの中ではリーフプランツとして栽培される品種で、楕円形の葉はおしゃれな印象です!始めは緑色の葉ですが、生長すると徐々に茶色く変化していく珍しい品種です。和名では、「天人の舞」「仙人の舞」と呼ばれています。
カランコエには数多くの品種があり、どの品種も個性的で興味がそそられます。カランコエは葉から小さな株を沢山増やす特徴があることから、子孫繁栄の植物としても知られています、妊活中の友人などにプレゼントすれば、きっと喜ばれることでしょう!気になるカランコエがあれば積極的に品種を覚えて、ぜひご自宅で育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部