パープルヘイズは南アフリカを原産とする、ベンケイソウ科セダム属の多肉植物です。
基本的には鉢植えで育てるのが一般的な多肉植物で、比較的育てやすいことで知られています。名前の通り紫色の葉をつけるので、かわいらしいだけでなく寄せ植えのアクセントにもなるのが魅力のひとつです。
今回はそんなパープルヘイズの育て方についてご紹介します。
パープルヘイズの育て方:栽培する場所
パープルヘイズは春秋型の多肉植物なので、風通しと日当たりのよい環境で育ててください。耐寒性に優れているため、霜が降りるような厳しい寒さでも耐えられます。高温多湿下を嫌う性質があるため、梅雨期は軒下に移動させましょう。
パープルヘイズの育て方:水やり
パープルヘイズにはそれぞれの季節に合った水やりをするように心がけます。葉に直接水がかからないように水やりしてください。
- 春・秋(生育期):表土が乾いたらたっぷりと水やりしてください。晩春あたりから、夏の休眠期に備えて水やり頻度を減らしていきます。
- 夏・冬(休眠期):月に1度、軽く散水や葉水をする程度に留めます。
パープルヘイズの育て方:用土
パープルヘイズには水はけのよい土が適しています。「赤玉土小粒3:鹿沼土小粒3:川砂2:くん炭2」の割合で混ぜた配合土を利用しましょう。市販の多肉植物用培養土を使っても構いません。
パープルヘイズの育て方:肥料・追肥
パープルヘイズは肥料をあたえずとも問題なく育ちます。生長を早めたい場合のみ液肥を施してください。
パープルヘイズの育て方:植え付け・植え替え
春の3〜4月と秋の10〜11月が植え付け・え替えの適期です。根の生育が早いので、根詰まりを回避するためにも1年に1回程度植え替えしましょう。
- 植え付けの数日前から、水やりを控える
- 土が完全に乾いたのを確認して、鉢を軽いてから株を引き抜く
- 根についた古い土をもみほぐして落とす
- 伸びすぎた根や傷んだ根を取り除く
- 植え替え先の鉢に鉢底ネットと軽石を敷き、1/3の高さまで土を盛る
- 根を広げて植え付け、上から土を詰める
パープルヘイズの育て方:増やし方
パープルヘイズは春の3〜4月にかけて、株分けや挿し木、葉挿しで数を増やしましょう。
葉の小さいパープルヘイズでは葉挿しの難易度は高くなります。
パープルヘイズの育て方:注意する病気や害虫
パープルヘイズはカイガラムシやアブラムシの被害を受けやすい植物です。発見したら歯ブラシでこすり落としたり、薬剤散布をして駆除してください。
パープルヘイズの育て方では季節に合う水やりが大切
パープルヘイズは比較的簡単に育てられ、あっという間に生長していく多肉植物です。紫色になる葉は寄せ植えでも単体でも美しいので、インテリアプランツとして飾るのもおすすめですよ。
この記事を書いた人
GreenSnap編集部
植物好きが集まるスマホアプリ
GreenSnap(グリーンスナップ)は、お部屋や庭で育てている植物、外出先で見つけた気になるお花などの写真を撮影して、気軽に共有したり植物アルバムを作ることができるサービスです。