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人気の苔玉は見た目がとてもかわいいですね。花屋でも売られていて、最近では海外でも人気が出てきています。
このページでは苔玉の育て方を紹介します。水やり頻度や、育てるにあたって気をつけるべきことについて紹介していますので、ご参照ください。
近年流行りの苔玉は園芸店や花屋でも見かけますよね。インテリアとしても人気です。そもそも苔玉とはなにか紹介していきます。
苔玉とは、植物の根を用土で包み、その周りに苔植物を貼り付けて糸で固定したもののことです。草玉、モスボールとも呼ばれます。
苔玉は植物の根元が苔のみでできていると思われがちですが、実際は土がほどこされ、その周りに苔がついています。
苔玉に使われる苔はおもに、シラガゴケ類や、スナゴケ、ハイゴケが用いられることが多いです。どのような苔でも苔玉になるわけではありません。
苔玉は室内で育てている場合も、3日に1回は屋外の半日陰で育ててください。真夏の直射日光は禁物です。苔が傷むことがありますので、日差しの強い場所では育てないようにしましょう。
苔玉は湿気を苦手とします。ジメジメしていると、苔にカビが生えて、腐ってしまうこともあります。湿気がある場合は、適宜通気性のよい場所に移動させてください。
苔玉は水やりが重要で、水が少ないと枯れてしまいます。表面が苔で覆われているので、水分が豊富なように見えるかもしれませんが、水分が中まで浸透していない可能性があるので注意が必要です。内部まで水が浸透しているか気をつけてください。
苔は1~2日に1回、苔が乾いたら霧吹きで水を与えましょう。乾くタイミングは難しいかもしれませんが、苔玉をまず触ってみてください。苔玉を持ち上げてみて、水やりをした直後よりも軽く感じたら水が不足していますので、水やりどきとなります。
苔には肥料が不要ですが、苔玉に植えている植物には栄養が必要です。
栄養を与えすぎると、根腐れを起こすこともありますので、肥料は薄めてから与えましょう。1~2週間に1回、薄めた肥料を与えてください。液体肥料を2倍に薄めるのがおすすめです。
苔玉は手入れがかんたんですが、しばらく育てていると植え替えが必要です。苔のなかには植物の根が伸びていくので、いつか根が窮屈になることがあります。そのままにしていると、根詰まりをして枯れてしまうこともありますのでご注意ください。
2~3年に1回の頻度で苔玉を植え替えます。苔玉で育てている植物の種類にもよりますが、多くは3~4月が植え替えの時期です。
また、苔にヒビが入って割れてきた場合や、水を与えても育成が悪い場合は植え替え時期です。
苔の周りには糸があるので切ります。根を取り出して土を洗い流してください。このとき傷んだ根や細い根があれば切ります。そして新しい苔に植物をつけてください。
苔玉は手軽ですが手入れが必要です。まず蒸れに気をつける必要があります。通気性の悪い場所で苔玉を育てていると、蒸れてしまいカビが生えてしまいます。そうすると、苔玉が根腐れして枯れてしまいます。
夏場にはとくに起こりやすいので気をつけてください。
苔玉は蒸れてしまうと根腐れを起こして、室内でもコバエが発生しますので注意が必要です。屋外で育てている場合も、虫がつくことがありますので注意しましょう。
虫が湧いてしまった場合は、植物用殺虫剤などを週に1回使用してください。
蒸れやすい苔玉はカビが発生することがあります。この場合は薄めた木酢液をティッシュに含ませて、取り除いてください。無理にこすり取るようにすると、苔が剥がれ落ちることがありますのでそっと扱ってください。
カビをつけないようにするためには外気に当てること、日光に与えることです。あて過ぎは禁物ですが、カビっぽくなったら適度に外に出しましょう。
苔玉を育てるポイントは、乾燥させないこと、蒸らさないことです。苔玉は蒸れが原因で傷むことが多いので、若干乾燥気味で育てることをおすすめします。
水を与えたあとは、苔玉を持って重さを確認します。その重さよりもかなり軽くなったら、水不足が考えられますので水やりをしましょう。
こまめに様子を見て、蒸れているなと思ったら風通しのよい場所に移すなど、対処することが重要です。
苔玉は、乾燥と蒸れにさえ気をつけていればかんたんに育てられます。スペースがいらず、鉢も必要としないので気軽に育てられますよ。
和風でコロンとしてかわいいので、インテリアとして飾ってみてはいかがですか。
GreenSnap編集部