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美しい葉をつけると人気のツピタンサス(シェフレラ・ピュックレリ)とは、どんな観葉植物なのでしょうか。ここでは、ツピタンサスの育て方や剪定方法、きれいに仕立てる曲げ方、選び方のほか、花言葉やについても解説していきます。大型の観葉植物をお探しの方はぜひ参考にしてくださいね。
ツピタンサスはシェフレラの近縁種で、インドや、マレーシアなどの東南アジアを原産国とする観葉植物です。
大型で光沢の葉をつけ、株によっては葉に乳白色や黄色などの斑紋が入ることがあります。同じ品種でもさまざまな魅力をみせる点も特徴的です。また耐陰性に優れ、株自体も大型に成長します。
近縁種のシェフレラはほかにも流通していますが、ツピタンサス自体は増殖させるのが難しいため、流通数は少なめです。
>>シェフレラの育て方はこちら<<
ツピタンサスは、全体的には強い観葉植物です。本来は東南アジアの直射日光下で育つ品種ですので、日光に強く、さらに耐陰性も優れています。
基本的には直射日光の当たらない明るい場所で育てるのが好ましいですが、週に何回か窓際に移動させて日光を浴びせたり、外に出したりしておけば、特に置き場所を選ぶことはありません。
また、真夏の直射日光が長時間当たることさえ避ければ、屋外で育てることも可能です。ただし、いきなり直射日光に当てると、葉焼けをおこして枯れてしまうこともありますので、屋外に出す場合は徐々に慣らすようにしましょう。
一方、耐寒性はあまりないため、冬の季節には室内で育ててあげるのが無難です。また、エアコンなどの風が直接当たらないように気をつけましょう。
ツピタンサスを育てる土は、水はけの良いものを使用しましょう。
ツピタンサスは肥料を与えなくてもきちんと育ってくれます。もし肥料を与えておきたいという場合は、春から秋の間に限って、緩効性の置き肥などを与えてあげると良いでしょう。
冬はツピタンサスの休眠期に当たるので、肥料を与えるのは避けてください。
ツピタンサスへの水やりは、基本的には土の表面が乾いてきたらたっぷり与えます。水にも強い品種なので根腐れなどはしにくいですが、冬の季節は少し水やり頻度を下げても大丈夫です。そうすることで耐寒性も上がり、丈夫に育ちます。
ツピタンサスの植え付けは、成長期に当たる4〜9月頃が適期です。挿し木の場合は、根がきちんと張るまで、水やりはこまめにしてあげてください。
ツピタンサスの根が窮屈になってきたら、適宜植え替えをしてあげると良いでしょう。植え替え時期は、植え付け同様、成長期に当たる4〜9月頃が適期です。植え替える鉢の底には、土の水はけが良くなるよう、鉢底石などを入れてください。
ツピタンサスは、「挿し木」という方法で増やすことが可能です。植え付けの手順は、前述の通りです。
ツピタンサスは枝がどんどん成長しますが、放っておくと垂れてしまったりします。そのため、適宜剪定や切り戻しといった作業が必要となります。
剪定時期は、4〜9月頃の成長期が適期です。
ツピタンサスのわき芽や、まだ緑色の幹が柔らかい間であれば、紐などを使って、枝の形を曲げることができます。
ツピタンサスを選ぶときは、葉に元気があり、ある程度幹が硬さを持っているものを選ぶと良いでしょう。もし、斑紋が入っているものは希少価値も高いので、葉の美しさで選ぶのもおすすめです。
ツピタンサスの花言葉は「幸福」です。このことから、幸せを呼ぶ木ともいわれているそうですよ。
今回は希少価値が高く、綺麗な品種ツピタンサスについて解説をしました。育て方や株の選び方によっては大変綺麗に育つ品種となっていますので、是非株を見つけた際は購入を検討してみてください。
徳原鉄二